ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCEI）は、新開発の超小型光ディスクシステムを採用した新しい携帯型エンタテインメントシステム「PSP」を、2004年の年末商戦期に合わせ、全世界市場に向け発売すると発表した。
「PSP」は、ソフトの供給媒体としてソニーグループの新開発による直径60mm大容量光ディスク『UMD（ユニバーサル・メディア・ディスク）』（容量1.8GB）を採用。コンテンツのセキュリティ確保のため、同ディスクに固有IDをもたせると共に、プラットホームとしても最先端の著作権保護技術を導入する。
表示装置には、480x272ドットのワイド画面（16:9）のバックライト付き高精細TFT LCDモニターを採用。最先端の90nmDRAM混載プロセス技術を駆使した超高性能チップセットの導入により、従来のポリゴンに加え曲面生成を含む豊かな3次元映像表現を実現すると同時に、MPEG4を含む最先端の画像圧縮伸長技術に対応し DVDビデオ並みの高画質を実現する。
音声信号処理についてはファームウェアによりさまざまな音声圧縮伸長技術に対応するプロセッサを混載。外部接続端子にはUSB2.0を採用、メモリースティック・スロットを標準装備することにより、データの保存・交換に加え、将来のワイヤレスネットワークへの接続等にも対応する。
SCEIでは、PSおよびPS2がもたらしたメディアおよびコンピュータエンタテインメントにおける革命を、携帯プラットホームの世界へとコンセプトをさらに進化させ展開するとしている。
＜コメント＞
あえて携帯型ゲーム機をイメージさせる情報を取り除いて掲載してみた。こうしてみると、ソニーの提案する新たなポータブルオーディオ＆ビデオプレーヤーという色合いが強くなってくる。2004年末に登場してきたとき、それは受け入れられるものなのか、現段階では予想もつかない。
関連リンク：ソニー・コンピュータエンタテインメントの発表リリース（PDF） |
