オンキヨーは、独自に開発したネットワーク音楽配信システム「Net-Tune(ネット・チューン)」に対応したホームネットワークオーディオ機器の第二弾製品、NC-500X(B)を2003年10月下旬に発売すると発表した。
Net-Tuneは、コンピュータのネットワークでは一般的なEthernetを介して、デジタル音楽を家庭内で配信し、従来のオーディオ機器に匹敵する音質と操作性を実現するネットワーク配信システム。
オーディオ機器として最適化されたNTSP(Net-Tune system protocol)を採用して、ストレスを感じることなくネットワーク環境で快適な音楽再生を実現している。
2002年12月にネットワークオーディオ機器の第一弾製品NC-500を発売。今回の新製品NC-500Xでは、パソコンを音楽サーバーとして使用できるNet-Tune Centralを大きく改善した。
Net-Tune Central ver.1.2では、パソコン内の音楽を呼び出してネットワークオーディオ機器でストリーミング再生を実現する既存の機能に加え、パソコンからオーディオ機器をコントロールして、パソコン内の音楽を簡単に再生することが可能となっている。
また従来機種と同様、ブロードバンド環境が整っている場合には、インターネットラジオを直接受信することができる。 Imerge社との提携により、インターネットラジオのポータルサイトに登録されたインターネットラジオ局の中から好みの局を選択して、世界に流れるラジオ放送を楽しむことができる。
価格は50,000円。また、NC-500Xに組み合わせるスピーカーとして、本格オーディオ仕様のコンパクトスピーカーD-057MP2(D)も同時に発売する。
<コメント>
ホームネットワークに対応した本格オーディオシステムとして期待されるNet-Tuneの新製品。ただ、ソフトウェアのマイナーバージョンアップといった程度で、著作権保護ファイルへの対応やEMDへの対応はなされていない。
関連リンク:オンキヨーの発表リリース |