2004/01/08

ソニー、「Hi-MD」対応MDウォークマンとサウンドゲートを発表

 
 ソニーは、「Hi-MD」規格対応商品の第一弾として、Hi-MDウォークマン3機種と、Hi-MDデスクトップオーディオ"サウンドゲート"『LAM-X1』を発売すると発表した。「Hi-MD」規格の "記録用Hi-MDディスク(記録容量1GB)"『HMD1G』も同時に発売する。

 Hi-MDウォークマン『MZ-NH1』は、録音・再生機として充実した機能を持つ「Hi-MD」規格対応ウォークマンの最上位機種。同時発売の"記録用Hi-MDディスク"『HMD1G』を使って最長約45時間の録音や、音声圧縮のないリニアPCM方式での高音質録音・再生に対応。また、本体録音した楽曲をPCにアップロードすることもできる。
 その上、FAT(File Allocation Table)システムに対応しているので、USBでPCと接続することで、外部ストレージ機器にもなり、音楽データだけでなく、PC上のデータも簡単に記録できる汎用記録メディアとして利用することができる。

 『MZ-NH3D』は、PCからのUSB記録と再生機能に特化。『MZ-NH1』と同様に、 "SonicStage Ver.2.0"を使い、PCで編集・管理した音楽データを高速転送することができるほか、PCとUSBで接続することで、PCの外部ストレージ機器としても活用できる。

 『MZ-EH1』は、「Hi-MD」規格に対応した再生専用モデル。「Hi-MD」ならではの長時間収録された音楽を楽しむことができるほか、リニアPCM方式で録音された高音質の音楽も再生可能。

 "サウンドゲート"『LAM-X1』は、縦型CD/MDスロットを搭載したコンパクトな「Hi-MD」対応デスクトップオーディオ。「Hi-MD」規格対応により、 "記録用Hi-MDディスク"『HMD1G』に最長約45時間分の長時間録音が可能となったほか、リニアPCM、ATRAC3plusといった高音質録音モードにも対応した。
 また、PCとUSBで接続することで、PCに取り込んだ音楽の高速転送や、PC上で再生した音楽を『LAM-X1』の高音質スピーカーで楽しむことが可能となっている。

 全モデルに「微細な音を忠実に再現する」というHDデジタルアンプを搭載するほか、ATRAC/ATRAC3用DSP TYPE-Sを採用するなど高音質化を図った。リモコンも3モデル共通で、バックライト付きカナ漢字表示対応3行ジョグダイヤルリモコンを採用する。

 いずれも2004年6月発売予定。価格はオープン。

<コメント>
MDプレーヤーの販売実績は前年割れが続いているが、それに代わるものとしてシリコンオーディオはまだ数量が足りない。NetMDに続く延命策として打ち出されたHi-MDは、シリコンオーディオの傾向を反映してかPCの周辺機器としての位置づけが鮮明となっている。

関連リンク:ソニーの発表リリース
       Hi-MDの情報サイト
 
 
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