オンキヨーは、デジオンと共同開発した統合デジタルオーディオソフトウエアCarryOn Musicに、米Gracenoteの新技術「MusicID」を搭載した新バージョン、「CarryOn Music ver.4.00」のダウンロード販売を2004年3月下旬に開始すると発表した。
これまで、楽曲情報検索サービスのGracenote CDDBを使用するにはCDのTOC(Table Of Contents)情報が必要なため、レコードやカセットテープなどのアナログ音源をパソコンに録音した場合、楽曲タイトルやアーティスト名などは手入力をする必要があった。
今回、採用された次世代デジタル音楽管理サービスの「Gracenote MusicID」では、音声データの波形情報そのものを元にCDDBから楽曲情報を取得することが可能となっており、CDリッピングと同等の手順で楽曲情報を簡単に取得することができ、アナログ音源からの録音でも面倒な手入力が不要となっている。
「CarryOn Music ver.4.00」はこの画期的な技術に対応した世界初のアプリケーションソフトウエアとなるとしている。予定希望小売価格は2,000円(税別)。オンキヨーサイバーショップe-onkyoでのダウンロード販売となる。
なお、「CarryOn Music ver.4.00」は「CarryOn Music ver.3.50」からのバージョンアップとなるため、COM-350RP、COM-350購入者、およびUSB MULTIMEDIA AV RECEIVER MA-700U(S)のバンドルソフトウエアCarryOn Master ver.3.70のユーザーしか購入できない。
<コメント>
楽曲情報の検索技術は、様々なデバイスで楽曲を取り扱いやすくするために益々重要となってきている。アナログ録音の需要がどの程度あるか分からないが、例えばCCCDの曲情報もアナログ経由で取得することができるだろう。
関連リンク:オンキヨーの発表リリース |