2004/04/20

ソニー、「エニーミュージック」対応オーディオ機器を発売

 
 ソニーは、ネットワークを利用した「ブロードバンド ミュージック ナビゲーション サービス」“エニーミュージック”に対応することで、音楽のダウンロードや、音楽CDの購入、音楽関連情報の閲覧が楽しめるネットワークオーディオシステム “NET JUKE(ネットジューク)”『NAS-A1』と専用5V型液晶モニター『AUDP-A1』を発売すると発表した。

 『NAS-A1』は、40GBのハードディスク(HDD)を搭載することにより、ダウンロードした音楽やデジタルスチルカメラで撮影した静止画などを蓄積し、家庭で豊富なコンテンツを楽しむことが可能。またWebブラウザを搭載し、電子メールやインターネットを楽しむこともできる。

 各種機能の操作は、家庭用のテレビや専用液晶モニター(別売)を接続することで、その画面上に表示されるグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)によって行うことができる。

 『NAS-A1』は、画面上のGUIを使用して、“エニーミュージック”のサービスにアクセスし、曲のタイトルやアーティスト名から楽曲を検索・試聴して、気に入った楽曲を手軽にHDDへダウンロードすることができる。最近のヒット曲やラジオ番組のオンエアリスト等、最新の音楽情報も閲覧可能となっている。

 HDDに蓄積した音楽は、メモリースティックやUSB接続によってNet MD対応のポータブル機器に転送することができる。さらに家庭内LANを利用して、“バイオ”に録音されている楽曲を遠隔操作し、ストリーミング再生することも可能。

 本体にはEthernet端子×1、USB×2のほか、アナログ音声出力、アナログ音声入力、アナログ/光デジタル兼用入力、光デジタル入力、ヘッドフォン端子、S映像出力、コンポジット出力などを装備する。外形寸法は235×330×119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.6kg。

 スピーカーは、100mm径ウーファと25mmツイータから構成される2ウェイバスレフ式。外形寸法は130×200×325mm(幅×奥行き×高さ/1台)、重量は約2.5kg(1台)。

 2004年5月20日発売予定。価格はいずれもオープンプライス。

<コメント>
ようやく姿を見せたエニーミュージック対応端末。すでに各所で見られた試作品と大きな違いはないが液晶モニターが別売りになっていることが目新しいところ。市場価格はモニターと合わせて10万円を越えると見られ、単純な販売方法では厳しいと見られる。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
 
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