2004/04/29

アップル、「iTunes 4.5 for Mac」の日本語版を公開

 
 アップル・コンピュータは、2004年4月29日よりオーディオジュークボックスソフトの最新バージョン「iTunes 4.5」の日本語版を公開した。

 公開されたのはMac OS X用の「iTunes for Mac」のみで、Windows 2000/XP用「iTunes for Windows」の日本語版は5月中旬に公開される予定。iTunes 4.5は英語版が2004年4月28日に公開されており、今回公開されたのはその日本語版。

 iTunes 4.5では新たに「Apple Lossless」と呼ばれるロスレス圧縮コーデックをサポートした。また、Windows版ではWMAの読み込みに対応し、AACへの変換も可能となった。

 自動選曲や再生予定の曲の追加、削除、並べ替えなどができるプレイリスト機能「パーティシャッフル」も搭載している。

 またMusic Storeの新サービスと連動する機能として、自分の好きな曲のプレイリストをiTunes Music Storeで公開し、他のユーザーがプレビューや格付けなどが行なえる「iMix」が搭載された。さらにCDケースカバーの印刷機能が搭載されている

 iTunes Music Storeから購入した曲の再生権が、従来の3台までのコンピュータから2台増え、5台までとなった。

 なお、作成したプレイリストのCD-Rへの書き出しは、従来10回まで行なえたが、iTunes 4.5からは7回までとなったという。1曲単位の場合は、従来と同様制限無くCDへの書き出しが可能となっている。

 また、同時にiPodの最新ファームウェア「iPod Update 2004-04-28」も公開された。Dockコネクタ非搭載のiPod用と、Dockコネクタ搭載のiPod/iPod mini用の2種類が用意される。

 Dockコネクタ非搭載iPodでは、iTunes 4.5とiTunes Music Storeの新機能に対応するほか、再生パフォーマンスが向上する。Dockコネクタ搭載iPod/iPod miniでは、さらに「Apple Lossless」もサポートされる。

<コメント>
ロスレス圧縮やWMAからAACへの自動変換など、趨勢を見ながら的確な改良を行っているような印象を受ける。ただ、変換できるWMAはDRMなしのものに限られ、MusicStoreとの連係機能も米国内のみであり、日本国内でのメリットはまだ十分に享受できない。

関連リンク:アップル・コンピュータのiTunesダウンロードページ
 
 
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