ソニーは、20GBのHDDを搭載し、最大13,000曲の音楽ファイルを保存できるポータブルオーディオプレーヤー「VAIO pocket VGF-AP1 」を2004年6月5日より発売するを発表した。
VAIO pocketは、2.2型/320×256ドットのカラー液晶ディスプレイを搭載した製品で、ATRAC3/ATRAC3plus形式の音楽ファイルやJPEG形式の画像ファイルを再生できる。
タッチパッド型のユーザーインターフェイス「G-sense」を搭載し、指の動きと液晶画面のカーソルが連動した再生・巻き戻し・検索といった操作が可能となっている。
検索機能としては、アーティスト/曲名/ジャンル別検索やアルファベット順検索などに加えて、再生履歴から作成されたプレイリストやジャケット別検索にも対応する。
パソコンとの連携は、付属ソフト「SonicStage Ver.2.0」を利用し、付属のUSBクレードル経由でオーディオ転送が行なえる。クレードルには充電機能やライン出力も備えている。
Sonic Stage Ver.2.0の対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。VAIO pocketで再生可能なオーディオ形式はATRAC3/ATRAC3plusで、MP3やWAVE、WMAなども転送時にATRAC3/ATRAC3plusに変換して転送する。
SonicStage Ver2.0では音楽配信サイト「Mora」にワンクリックで直接アクセスでき、ダウンロードによる曲購入を容易にしている。また、CDDBにも対応する。また簡易転送ソフト「music move」もバンドルされる。
リモコンは、かな/漢字に対応した3行表示の液晶リモコンで、再生/停止、早戻しなどの基本操作を行なえる。
本体サイズは約115.2×17.2×63.3mm（幅×奥行×高）で、重量は約195g。電源はリチウムイオン充電池で、バッテリー駆動時間は最大20時間。価格はオープン。
＜コメント＞
VAIOの名を冠しており、基本的にはVAIO以外のPCでの動作はサポートされないが、事実上は問題ないはず。カラー液晶搭載などiPod対抗と評されるだけの見栄えは持ち合わせているが、HDDを使った大容量プレーヤーでは操作性が重要であり、出来映えは気になるところ。
関連リンク：ソニーの発表リリース
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