2004/05/11

シャープ、1ビットデジタルアンプ搭載のエニーミュージック端末を発表

 
 シャープは、エニーミュージック対応のHDDオーディオシステム「SD-AN1-S」を発表した。

 SD-AN1は、40GB HDD、CDプレーヤー、AM/FMチューナ、メモリースティックスロット、防磁型スピーカーなどで構成したミニコンポスタイルのHDDオーディオシステム。

 2004年5月20日開始の音楽配信サービス「エニーミュージック」に対応し、単体で音楽データのダウンロード、記録、再生が行なえる。ディスプレイは付属していない。

 CDプレーヤーからHDDへの取り込みや、Net MDおよびMGメモリースティックへのチェックアウトも可能。記録形式はATRAC3とリニアPCM。CD-R/RWやメモリースティックに記録したMP3データも再生できる。CDDBにも対応。

 また、CD-R/RW、メモリースティックなどの画像データをHDDに保存することも可能。Webブラウザやメール機能も搭載する。

 アンプには2.8MHzの1ビットデジタルアンプを採用。出力は25W×2ch。5バンドグラフィックイコライザや重低音再生の「X-BASS」も利用できる。

 本体にEthernetとUSB端子を装備。S映像出力、コンポジット出力、光デジタル音声出力、アナログ音声入力、アナログ音声出力、光デジタル/アナログ兼用入力(MD入力)、ヘッドフォン端子も備えている。本体の外形寸法は237×327×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6kg。

 付属のスピーカーは、120mmコーン型ウーファと25mmソフトドーム型ツイータの2ウェイ2スピーカー。「1ビットデジタルアンプの高音質を活かす」という木製キャビネットを採用した。スピーカーの外形寸法は160×217×270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.7kg(1本)。

 なお、SD-AN1を購入し、8月31日までにISPサービス「BBスペースタウン」に申し込むと、先着200名にBBスペースタウン専用の自律型ルータ「SEIL(ザイル)」が最大6カ月間モニター提供される。

 発売日は2004年5月20日を予定し、価格はオープン。

<コメント>
音楽配信に関する機能はほぼ同じで中味は共通と思われるエニーミュージック端末だが、シャープは持ち味の1ビットデジタルアンプを搭載。ISPサービスと組み合わせるなど独自性を発揮している。

関連リンク:シャープの製品ページ
 
 
過去の記事↑



Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.