2004/05/12

SCEI、携帯ゲーム機/AVプレーヤー「PSP」を正式発表

 
 ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCEI)は、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を2004年末に日本市場に投入すると発表した。

 “PSP”は、本体色にブラックを採用し、16:9 ワイドスクリーン液晶を中央に配置した横長のラインを活かした手になじむデザイン。

 外形寸法は約170mm×74mm×23mm、重さ約260g。アスペクト比16:9の480×272ドット/4.3型TFT液晶ディスプレイを装備し、最大輝度は200cd/m2。

 CPUは専用のPSP CPUで、コアクロックは333MHz。メインメモリは32MB、内蔵eDRAMは4MB。

 ソフトの供給メディアとして新開発の60mm径光ディスク「UMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)」を採用。記録容量は1.8GBで、ディスク固有IDや128bit AES暗号の採用などにより、著作権保護対策を施している。

 PSPのUMDドライブは再生専用。UMDでは、PSP Game/UMD Audio/UMD Videoの3つのプロファイルが用意され、UMD Audioは音声形式としてATRAC3plusとPCMをサポート、UMD Videoは映像形式としてMPEG-4 AVC(H.264)、音声形式はATRAC3plus、字幕PNGをサポートしている。
 さらに、リージョンコードやパレンタルロックなどのアクセス制御技術も備えている。

 本体には他にもIEEE 802.11bの無線LANやUSB 2.0、メモリーステイック PRO Duo、IrDA、IR Remoteなどのインターフェースを装備。また、ステレオスピーカーも内蔵している。
 無線LANやUSB経由で、パソコンなどからメモリースティック PRO Duoへのコンテンツ/データ転送が可能となっている。電源は内蔵リチウムイオンバッテリ。

 なお、欧米市場では2005年春より順次発売を開始するとしている。

<コメント>
事前に知らされていた通りのスペックでPSPが正式発表。当然ここではゲーム機ではなく、携帯プレーヤーとして見ているわけだが、曖昧だったメモリースティックDuoの採用、オーディオフォーマットとしてATRAC3plusをサポートするなど、21世紀のウォークマンという狙いは明確。あとは価格次第か。

関連リンク:ソニー・コンピュータエンターテインメントの発表リリース
 
 
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