2004/06/14

東芝、第4世代の「gigabeat」シリーズ3機種を発表

 
 東芝は、デジタルオーディオプレーヤー「gigabeat(ギガビート)」のラインアップ強化として、ハードディスクドライブの容量と本体カラーにバリエーションをつけた7モデルを商品化し、2004年7月中旬から順次発売すると発表した。

 ラインアップは、5GバイトのHDDを内蔵した「gigabeat G5」、20Gバイトの「gigabeat G22」、そして40GバイトHDDの「gigabeat G40」の3機種。

 G5は「ホワイティッシュシルバー」を標準カラーに、数量限定の「クリスタルブルー」と「サンセットオレンジ」がラインナップされる。
 G22では、「ホワイティッシュシルバー」と限定色の「バーニングレッド」を用意。「G40」は「スパークリンググレー」を標準カラーに、限定色の「ディープターコイズ」をラインアップしている。
 なお、最上位モデルのG40は、表面をアルミヘアライン加工にして高級感を出している。

 gigabeat G5/G22/G40は、2004年4月に発売した「gigabeat G21」の後継モデルとなり、WMA/MP3/WAVの再生が可能。機能的には、USB充電が可能になったほか、著作権保護規格として「Windows Media DRM V1」に対応した。
 OCNの「OCN MUSIC STORE」やエキサイトの「Excite Music Store」といった音楽配信サイトから楽曲を購入し、gigabeatに転送して持ち歩くことができる。

 G40は2プラッタのHDDを採用しているため、厚みが他のモデルよりも3mm厚く、重量も18g重いが、それ以外の外形寸法や重量、機能は従来と同じ。160×86ドットのバックライト液晶を搭載し、漢字を含む日本語表示も可能。

 添付ソフトは、マイクロソフトの「Windows Media Player 9」シリーズと東芝オリジナルの「TOSHIBA Audio Application Ver.4.1」(TAA)。TAAは、パソコン上にある音楽ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップでgigabeatに転送できる。

 対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。なお、TAAは、Windows Media DRM V1に対応しておらず、DRM V1ファイルについてはWindows Media Playerで転送する必要がある。

 クレードル(G5のみ別売り)にはUSBポートを2ポート装備し、有線LANまたはIEEE 802.11b準拠の無線LAN USBアダプタを接続することで、ネットワーク経由でのデータ転送が可能。なお、PCとUSBで直接接続した場合はUSB 2.0接続となるが、LANアダプタとのUSB接続はUSB 1.1となる。

 また、ワイヤードリモコンと、ストラップ内に操作ボタンが埋め込まれた「ストラップリモコン」(MEGSRC10)も付属する。

 いずれも価格はオープンプライス。発売はG5の標準カラーが2004年7月中旬から、G5の限定色とG20が2004年7月下旬から、G40が2004年9月下旬からとなっている。

<コメント>
HDD搭載プレーヤーが注目される中、老舗の東芝もラインナップを増やして捲土重来を期す。これまで著作権保護はあくまでローカル環境での話だったが、ようやくWMAのDRMに対応し、音楽配信サービスとの連携が可能となった。

関連リンク:東芝の発表リリース
 
 
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