2004/07/01

ソニー、世界最小/最軽量20GB HDDネットワークウォークマン発表

 
 ソニーは、世界最小/最軽量の20GB HDD搭載ネットワークウォークマン「NW-HD1」を2004年7月10日より発売すると発表した。

 対応オーディオフォーマットはATRAC3/ATRAC3plusで、対応ビットレートはATRAC3plusが48/64/256kbps、ATRAC3が66/105/132kbps。

 外形寸法は89×12.6〜13.8×62.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。1.8インチHDDを採用したオーディオプレーヤーでは、世界最小/最軽量としている。

 ボディにマグネシウム合金を採用し、ボディの堅牢化を図ったほか、HDDには重加速度センサー「Gセンサー」機構を搭載。本体の落下を検知すると即座に、記録ヘッドを退避し、HDDの損傷を防ぐ。また、HDDを包み物理的な衝撃を和らげる「対衝撃ダンパー」も備える。

 内蔵のリチウムイオンバッテリにより最大約30時間(ATRAC3plus 48kbps)の再生が可能。ATRAC3plus 64kbps時では最大約27時間。急速充電に対応し、1時間で約80%の充電が可能。完全充電時間は約3時間。

 パソコンとのデータ連携や充電は付属のクレードルで行なう。データ転送はUSB 2.0に対応し、データストレージとしても利用できる。

 本体へのデータ転送は付属の「SonicStage Ver.2.1」を利用する。SonicStage Ver.2.1では未転送の曲を自動検知して、転送する「自動転送」機能を搭載。

 また、Sonic Stage Ver.2.1と「NW-HD1」は、「ATRAC Audio Device(ATRAC AD)」と呼ばれるフォーマットをサポートした。
 ATRAC ADでは対応機器に与えられた固有の情報に基づいて、PCとの間で機器認証を行ない、暗号化された音楽をダイレクトに転送できる。あわせてHDDに最適化したデータ管理などを行なうことで、転送速度を従来の約5倍に高速化している。

 本体ディスプレイは1.5型のELバックライト付き液晶を採用。Artist/Album/Genre/Group/Playlist/Otherなどの検索モードを用意し、本体の上下左右キーで曲/アルバムなどを選択し、中央のPlay/Stop/Enterボタンで曲の再生が行なえる。

 音質面ではVPT Acoustic Engineなどの高音質化回路や、6バンドイコライザなどを装備する。

 また、付属のカナ漢字表示対応液晶リモコンでの基本操作も可能。ACアダプタやUSBクレードル、リモコン、ヘッドフォン、キャリングポーチなどが付属する。

 ボディカラーはブラックとシルバー。価格はオープンプライス。

<コメント>
すでにVAIO PocketでHDDプレーヤーを発表しているソニーだが、メインとなるネットワークウォークマンのブランドでもついにHDDプレーヤーが登場。様々な技術や工夫で見どころの多い製品に仕上がっているが、価格も高級レベルになる模様で、ソニーの本気度は今ひとつ測りかねる。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
AV製品_468_60
 
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