2004/09/03

米Microsoft、Windows Media Player 10の正式版を発表

 
 米Microsoftは2004年9月2日より、マルチメディアソフトウェア「Windows Media Player」の最新バージョン「Windows Media Player 10」を公開した。対応OSはWindows XP。

 Windows Media Player 10では、インターフェイスの改善が図られており、上部にLibrary/Rip/Burn/Sync/Guideなどの機能ごとのナビゲーションボタンが追加され、各機能に1ボタンでアクセス可能となった。音楽や映像、テレビ録画番組などの管理も行なえる。

 また、Digital Media Mallと呼ばれるコンテンツ配信サイトへのアクセス機能が追加され、音楽配信のNapsterやMusicmatch、MusicNowや映像配信のCinemaNowなどにMedia Player内から直接アクセスできるようになっている。

 著作権保護機能もアップデートされ「Windows Media Digital Rights Mangement 10」を搭載、HDDオーディオプレーヤーなど70以上のデジタルデバイスとの連携機能も備えている。

 また、従来のWMAに加え、新たにMP3形式でのリッピング機能も標準で搭載。ビットレートは128kbps〜320kbpsまでの範囲で選択できる。

 英語版とフランス語版が2004年9月2日より公開され、日本版を含む他の地域については今秋公開としている。

 なお、Microsoft自身もWMP10の公開に合わせて音楽配信サービス「MSN Music」のプレビューサイトを開設し、50万曲以上をラインナップする。販売価格は1曲99セント。

<コメント>
AppleのiTunes、iPodにようやく対抗できるものをMicrosoftが用意できたという格好。その戦略は音楽配信サービスも対応プレーヤーも各社の協力を仰ぐことでユーザーに選択肢を与えること。とかく独占的と言われるMicrosoftもこの構図の中ではオープンに見えるから不思議。

関連リンク:米Microsoftの発表リリース
 
 
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