2004/09/27

東芝、カラー液晶と「プラスタッチ」搭載の新gigabeat Fシリーズを発表

 
 東芝は、1.8インチHDD内蔵オーディオプレーヤー「gigabeat」の新モデルを2004年11月下旬より順次発売すると発表した。

 10GB容量の「F10」、20GB容量の「F20」、60GB容量の「F60」3モデルをラインナップ。カラーバリエーションとして、F10はホワイト、アクアブルー、ロゼピンクの3色、F20はシルバー、アクアブルー、ロゼピンクの3色を用意し、F60はシルバーのみ。

 gigabeat Fシリーズは、2.2型240×320ドット(32,768色表示)のTFTカラー低温ポリシリコン液晶を搭載。操作系も+型のタッチセンサー「プラスタッチ」を新採用したほか、液晶に連動したガイドが表示されるスタイルに一新された。

 本体側面には電源ボタン、MENUボタン、ボリュームボタンのほか、イコライザ設定など任意の機能を割り当てられるAボタンを備える。

 対応フォーマットは、従来と同じWMA/MP3/WAV、対応ビットレートは16kbps〜320kbpで、Windows Media DRMもサポートしている。

 イコライザーも従来の28種類に加え、ユーザー設定によるプリセットが追加されたほか、SRS WOWによる3Dヘッドホンサラウンド機能も搭載している。

 バッテリ駆動時間は約11時間。PCとの接続はUSB 2.0に対応し、USB充電も可能。

 接続には、USBクレードルも用意(F60には標準で付属)され、クレードルにはラインアウト(ステレオミニ)、ACアダプタ接続端子も装備している。さらに、USBホスト機能も備えておりUSB無線LANや有線LANアダプタを接続することも可能。

 また、クレードル正面には「Sync」ボタン、「RipRec」ボタンを搭載。Syncボタンを押すと自動的に、PCとgigabeat間の音楽データの同期を行ない、RipRecボタンを押すと、パソコンで音楽CDをリッピングして、それをエンコード、gigabeatへの転送までワンタッチで行なう。

 付属ソフトも新開発の「gigabeat room」に変更。従来のソフトは転送することだけに特化していたが、 gigabeat roomでは、CDからのリッピング、エンコードなどがより直感的に使用できるようになっており、CDDBにも対応している。

 また、任意の画像をジャケット写真として登録し、gigabeatに転送してカラー液晶で表示することも可能となっている。なお、Windows DRMにて保護されているファイルを転送ことはできず、この場合にはWindows Media Playerを利用することになる。

 本体サイズはF10/20は63(幅)×16(高さ)×106(奥行き)、F60は同63×19×106ミリ。F10/20はホワイトアルマイト塗装のアルミボディ、F60がホワイトパール塗装のアルミ筐体を採用し、重量はF10/F20が160g、F60が170gとなっている。従来付属していたストラップリモコンはオプションとなり、F60にのみワイヤードリモコンが付属する。

 発売はF10/F20が2004年11月下旬、F60が2004年12月上旬となっている。価格はいずれもオープン。

 なお、既に発売されているgigabeat Gシリーズにも、10GバイトのHDDを搭載した「gigabeat G10」が追加された。HDD容量以外は既存Gシリーズと同仕様で、カラーバリエーションはコスモブラックとバーニングレッド。2004年11月下旬発売で価格はオープン。

<コメント>
小型HDDの分野では大きなシェアを持っている東芝だけにオーディオプレーヤーも意欲的に取り組んでいる。前モデルよりWindows Media DRMに対応し、ようやく他社モデルと対等に比較検討できるようになったと言えるだろう。大容量モデルは魅力的だが、カラー液晶の評価はまだ不確定。

関連リンク:東芝の発表リリース
 
 
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