2004/10/13

オリンパス、HDD携帯ミュージックプレーヤー事業に本格参入

 
 オリンパスイメージングは、ハードディスク(HDD)携帯ミュージックプレーヤー事業に新たに参入し、今までにない新しい音楽の楽しみ方を提案する新ブランド「m:robe」を立ち上げ、その第1弾となるHDDミュージックプレーヤー「MR-500i」、「MR-100」の2機種を2004年11月下旬から発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

 「MR-500i」は、音楽と写真をひとつに持ち運ぶことができる20GBのHDDを内蔵したフラッグシップモデル。

 対応フォーマットはWMA(32〜192kbps)、MP3(8〜320kbps)。WMAのDRMもサポートしている。

 3.7型VGA大画面液晶モニタを搭載し、グラフィカルなフォトアルバム機能、撮影機能を搭載。撮影モードでは大画面液晶をファインダーに、画面タッチで撮影するという、新しい撮影スタイルを採用。

 PCとのインターフェイスはUSB 2.0で、クレードル経由で接続する。対応OSはWindows 2000/XP。USBマスストレージクラスに対応しており、音楽ファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけで再生できる。

 日本語表示対応液晶ヘッドフォンリモコンが付属。再生、停止、早送り/巻き戻しなどの基本操作はもちろん、お気に入りリストに追加できる「お気に入りボタン」も装備する。本体の外形寸法は109×21×73mm(幅×奥行き×高さ)、重量約210g(本体のみ)。

 バッテリは、内蔵リチウムポリマー充電池で、バッテリ駆動時間はオーディオ再生時に約8時間。充電時間は約3時間。USB経由での充電には対応していない。リモコンや、クレードル、キャリングポーチなどを同梱している。

 「MR-100」は小型サイズながら5GBのHDDを内蔵し、約1,200曲の音楽が記録できる音楽再生専用モデル。

 対応フォーマットはWMA(32〜192kbps)、MP3(8〜320kbps)。WMAのDRMもサポートしている。

 液晶の下には、静電パッドをベースにした操作方式を搭載。次に操作できるキーが光り、操作方法がナビゲーションされる。

 1.7型160×128ドット赤色表示のSTN液晶を採用。MR-500iと同様に日本語、英語、フランス語、中国語などを表示できる。

 曲再生には、アーティスト、アルバム、リリース年などで検索できるミュージックサーチや、「お気に入り」、「最近聴いた曲」、再生回数の多い順の「MY TOP 20」、自分で作成したプレイリストなどを利用できる。また、ジャンルや聞く場所にあわせた16種類のイコライザーを装備する。

 PCとのインターフェイスはUSB 2.0で、クレードル経由で接続する。対応OSはWindows 2000/XP。USBマスストレージクラスに対応しており、音楽ファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけで再生できる。

 本体の外形寸法は52×14.9×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量約100g(本体のみ)。バッテリは、内蔵リチウイオン充電池で、バッテリ駆動時間はオーディオ再生時に約8時間(MP3)、約12時間(WMA)となっている。充電時間はACアダプタで約3時間。USB経由で約8時間。クレードル、キャリングポーチなどを同梱している。

 「MR-500i」「MR-100」ともに音楽・画像管理用のPCアプリケーション「m:trip」を付属。「m:trip」では音楽CDから取り込んだ楽曲やインターネットの音楽配信サイトで購入した楽曲の再生、「MR-500i」やデジタルカメラで撮影した画像の閲覧、楽曲と写真のリミックス映像の再生機能などが可能となっている。

<コメント>
意外な国内メーカーがポータブルオーディオプレーヤー市場に参入。初物にしては良くこなれているスペックだが、上位モデルは詰め込み過ぎな印象。下位モデルの方が狙いが明確で分かりやすい。

関連リンク:オリンパスの発表リリース
 
 
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