2004/11/11

ソニー、アイワブランドのMP3/ATRAC3plus/ATRACプレーヤー発表

 
 ソニーは、ATRAC3plus/ATRAC3/MP3の再生に対応したアイワブランドのフラッシュメモリプレーヤーを2004年12月1日に発売すると発表した。

 ラインナップは256MB容量の「XDM-S700」、128MB容量の「XDM-S500」と、Bluetooth対応で256MB容量の「XDM-S710BT」の3機種。XDM-S500には、シルバーとブルー2色のカラーバリエーションが設定されている。

 XDMシリーズは全モデルATRAC3plus、ATRAC3、MP3の3種類のフォーマットの再生に対応。

 PCとのインターフェースはUSB 1.1。電源には単3電池1本を使用。アルカリ電池使用してATRAC3 66kbps再生時で、最長約100時間(ATRAC3plus 48kbps:約90時間、MP3 128kbps:約80時間、FM受信:約40時間)の連続再生が可能となっている。

 3機種とも基本デザインや外形寸法、重量は同じ。本体ボディにはアルミニウムを採用し、外形寸法は約88.6×24.6×24.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約37g(電池込みで約60g)となっている。

 実用最大出力は5mW+5mW。操作系にはシャトルスイッチを採用しており、選曲や音量調節などを操作可能。日本語表示も可能な液晶を装備しており、曲名などを表示できる。そのほかにもデジタルサウンドプリセットや、シャッフル再生、A-Bリピート再生、センテンスリピート機能なども搭載している。

 バンドルソフトは「SonicStage Ver.2.1」。さらにXDMの内蔵メモリに「MP3 File Manager」を内蔵し、PCと接続するとアプリケーションが起動しMP3 File Managerのウィンドウが表示され、そこにMP3ファイルをドラッグ&ドロップすることで転送を行なうことができる。

 XDM-S700とXDM-S500には、30局をプリセットできるFMチューナ(TV1〜3ch)を内蔵。XDM-S710BTは「Bluetoothハンズフリープロファイル/ヘッドセットプロファイル」に対応し、Bluetooth対応の携帯電話と無線接続することができ、音楽を聞いているときに携帯電話が着信するとそのまま、プレーヤーに接続したヘッドフォンと内蔵マイクを通じて、ハンズフリーで通話が可能となっている。

 全モデルにヘッドフォンや、専用USBケーブル、キャリングケース、キャリングケース用ストラップ、ネックストラップ、ヘッドフォン延長コードなどが付属する。価格はいずれもオープン。

<コメント>
当初、アイワブランドではMP3のみに対応したプレーヤーでソニーブランドとの差別化を図っていたが、今回はATRACを採用し、MP3は利用できるものの使い勝手は本流とは言えず、ソニーブランドでない理由はほとんどなくなっている。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
AV製品_468_60 
 
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