2004/12/24

ソニー、VAIO pocketをMP3に対応させるアップデータ

 
 ソニーは、ポータブルHDDオーディオプレーヤー「VAIO pocket」(VGF-AP1)のファームウェアと、転送ソフト「mosic move」用のアップデータを公開した。

 公開されたファームウェアは「Ver.3.0.0.C171J」で、同時に公開されたmusic moveのアップデータ「Ver.1.2.00」や「SonicStage Ver.2.3」を利用することで、MP3ファイルをATRAC3フォーマットに変換せずにMP3のまま転送や再生が可能になる。

 なお、再生可能なMP3ファイルは、32kbps〜320kbpsの固定ビットレートのRawMP3ファイルで、可変ビットレートのMP3ファイルの場合はカウンターなどが正常に表示されない場合があるという。

 このほか、新ファームウェアでは、電源オフ時に液晶ディスプレイに時計を表示する機能の追加、ギャップレス再生機能の追加、設定メニューの項目の順序を変更、リモコンの再生/停止ボタン長押しで電源を切れる機能の追加など、34項目の仕様変更が施される。
 また、ボリュームの操作を他の操作と同時に行うと音量が変化し続ける不具合が修正される。

<コメント>
様々な機能が追加されているが、一番の注目はMP3のサポート。これをもってMP3の勝利とする向きもあるが、MP3でビジネスは成立しておらず、それはiPodにしても同様であることは改めて指摘しておきたい。

関連リンク:ファームウェアのダウンロードページ
      転送ソフトのダウンロードページ
 
 
過去の記事↑



Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.