2005/01/12

アップル、フラッシュメモリ採用の小型「iPod shuffle」発表

 
 アップルコンピュータは、同社初のフラッシュメモリオーディオプレーヤー「iPod shuffle」を発表した。

 再生できるフォーマットはMP3(8〜320Kbps、VBR対応)、AAC(8〜320Kbps)、プロテクテッドAAC(iTunes ミュージックストアから購入したファイル)。周波数特性は20Hz〜20,000Hz。

 内蔵メモリの容量により512MBモデル「M9724J/A」と、1GBモデル「M9725J/A」の2モデルをラインナップする。

 液晶ディスプレイは搭載しておらず、内蔵メモリのみで、メモリスロットなども装備しないシンプルなデザインを採用。外形寸法24.9×83.8×8.3mm(幅×縦×厚み)、重量22gの小型サイズを実現している。

 操作系は、エルゴノミック設計の円形コントローラに加え、背面にスライダー型スイッチを採用。再生や一時停止、スキップ・リピート・シャッフルの各再生操作や、ホールドスイッチを、親指だけでワンタッチ操作が可能となっている。

 USB 2.0端子を本体底部に装備しており、パソコンに直接接続することができ、ファームウェアのアップグレードにも対応している。充電もUSB経由で行ない、4時間で満充電できる。なお、ACアダプタ(USB電源アダプタ)は別売りとなっている。連続再生時間は、最長12時間。

 PCとの連携ソフトには、従来のiPodと同様に「iTunes」を使用する。曲の転送は、手動でのドラッグ&ドロップに加え、ミュージックライブラリ全体からのオートフィル(完全に新しいミックス用)や、特定のプレイリストの曲でのオートフィルが可能。

 また、音楽以外のファイルも保存でき、ファイル記録用に残しておく容量と、オートフィル機能で入れられる音楽の容量を指定できる。

 USBキャップや、ネオジウム製トランスデューサーマグネットの直径18mmドライバを使用したインナーイヤー型ヘッドフォン、ネックストラップが付属する。

<コメント>
ずっと噂には上っていたフラッシュメモリ内蔵のiPodが発表。流行りのUSBメモリタイプは当然としても、液晶ディスプレイなしとは大胆な試み。製品名にもしているシャッフル機能を楽しむという提案はありだと思うが、アップル以外のメーカーでは相手にされなかっただろう。それらを差し引いても安いと思える価格設定になっており、マーケティング上手なアップルの本領発揮と言ったところ。

関連リンク:アップルコンピュータの発表リリース
 
shuffle04_468_60
 
過去の記事↑



Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.