2005/01/27

オンキヨー、世界初の「Hi-MD」搭載据置型MDデッキを発表

 
 オンキヨーは、ハイコンポシリーズ「INTEC 275」をフルモデルチェンジ。Hi-MDに対応したMDデッキなどを含んだ新モデル計5機種を2005年3月9日に発売すると発表した。

 Hi-MD対応MDデッキ「MD-133(S)」は従来のMDディスクで300MB、専用メディアで1GBの記録が可能な「Hi-MD」規格に対応したMDデッキ。据え置き型としては世界初となる対応MDデッキ。

 従来の80分のMDディスクに、Hi-LPモードで約10時間10分、Hi-SPで約2時間20分の録音が可能。通常のMDデッキと同様にMDLPなどもサポートするほか、リニアPCM形式の録音にも対応する。

 1GBのHi-MDメディアを利用すれば、Hi-LPモードで約34時間、Hi-SPで約7時間55分の長時間録音も可能になる。

 様々な録音モード時に優れた情報処理能力を発揮するという「High Speed ATRAC DSP」を搭載。さらに、D/A、A/D変換やATRACフォーマットへの圧縮など、デジタル処理をすべて24bit化して行なう「24bitプロセッシング」も採用している。

 同社がAVアンプなどに搭載を進めている独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路を搭載。パルス性ノイズを含まないアナログ波形を生成するため、デジタルノイズの影響を受けないとしている。

 サンプリングレートコンバータを内蔵するほか、同シリーズのアンプ「A-933」や、CDプレーヤー「C-733」と組み合わせて、デジタル録音レベルを自動設定する「DLA Link」にも対応。A-933も操作できるシステムコントロールリモコンも付属する。

 入力はアナログ音声を1系統、光デジタルを2系統用意。出力はアナログ音声を1系統備える。外形寸法は275×309×78mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.8kg。

 予定希望小売価格は63,000円。

<コメント>
据置型で世界初と謳う割には、Hi-MDの特色であるPCとの接続は考慮されておらず、USB端子は備えていない。折角の世界初も少々もの足りなさを感じる。

関連リンク:オンキヨーの発表リリース
 
 
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