2005/03/02

ソニー、有機ELディスプレイ搭載の録再対応Hi-MDウォークマン発表

 
 ソニーは、有機ELディスプレイ搭載の録音/再生Hi-MDウォークマン「MZ-RH10」と再生専用Hi-MDウォークマン「MZ-EH930」を2005年3月10日に発売すると発表した。

 MZ-RH10は、ATRAC3/ATRAC3 plusに加え、MP3の再生に対応するMDウォークマン。MP3の対応ビットレートは32kbps〜320kbps。

 付属のPC用オーディオソフト「SoncStage 3.0」の楽曲管理データを利用し、アーティスト/アルバムなどで楽曲検索ができるほか、イニシャル検索機能なども備えている。また、プレイリスト再生にも対応する。

 PCからUSB経由での音楽ファイルの転送に加え、マイク入力と光デジタル音声入力を装備し、リニアPCM/ATRAC3plus形式での録音が可能。

 録音ファイルは暗号化されているが、SonicStageからPCにアップロードする際に通常のWAVファイルに変換され、録音したデータを自由に扱うことができる。

 ボディ前面にはハーフミラー処理を施し、大型の有機ELディスプレイを装備。バッテリはニッケル水素充電池「NH-14WM(A)」が付属。USB充電も可能となっている。また、付属の乾電池ケースで単三電池も利用できる。

 バッテリ駆動時間は約14.5時間(Hi-LP/ATRAC3plus 64kbps)、約8.5時間(録音時、Hi-LP/ATRAC3plus 64kbps)、単三電池併用時はそれぞれ33時間、12.5時間。最大外形寸法は81.9×22.1×84.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約147g(充電池27g含む)。充電スタンドも付属する。

 ボディカラーはブラック(-B)/シルバー(-S)/ブルー(-L)/オレンジ(-D)の4色。価格はオープン。

 MZ-EH930は、再生専用のHi-MDウォークマン。MZ-DH10P/MZ-RH10と異なり、MP3の再生には対応しない。

 HDデジタルアンプとDSP Type-Sを搭載し、高音質化を図っている。サラウンド音場技術「VPTアコースティックエンジン」や6バンドイコライザなども搭載する。

 電池はニッケル水素充電池で、単三電池の外付けも可能。最大約65時間(Hi-LP/ATRAC3plus 64kbps)再生できる。外形寸法は76.9×14.7×83.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約103g(充電池含む)。漢字表示対応液晶スティックリモコンが付属する。

 ボディカラーはシルバー(-S)/ブルー(-L)/ブラウン(-T)の3色。価格はいずれもオープン。

<コメント>
有機ELディスプレイの採用はフラッシュメモリープレーヤーでは既に例があるだけに目新しさはないが、それだけにソニーがMDプレーヤーに対する取り組みの遅さが感じられる。

関連リンク:ソニーの発表リリース
       ソニーのHi-MDページ
 
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