2005/03/02

レーベルゲート、MP3転送に対応した「SonicStage 3.0」発表

 
 レーベルゲートは、同社が運営する音楽配信サイト「Mora」対応のオーディオソフトとして「Sonic Stage 3.0」の無償配布を2005年3月2日より開始した。

 SonicStageはソニーが開発したオーディオ管理ソフト。従来レーベルゲートではMora用ソフトとして「Sonic Stage 2.3 for Mora」を公開していたが、今回のバージョンから「for Mora」の文字が省かれている。

 ソニーが2005年3月2日に発表した新Hi-MDウォークマン「MZ-DH10P」、「MZ-RH10」に付属のSonicStage 3.0と同様に、MP3形式の曲をMP3対応のHi-MDウォークマンなどに転送できるようになったほか、GUIを改良し、楽曲表示エリアを拡大した。

 また、従来「マイセレクトアルバム」と呼んでいたアルバムの編集機能を「プレイリスト」に変更。ライブラリからプレイリスト編集を呼び出し、ドラッグアンドドロップでプレイリストを編集できるほか、他のソフトで作成した.m3uプレイリストの読み込みも可能となった。

 マイライブラリの曲情報も強化され、リリース年や作曲者情報が表示されるほか、一覧の見出しの項目追加、削除、見出し列の並べ替えなども手軽に行なえるようになった。

 さらにマイライブラリ上のMP3ファイルを使用し、MP3 CDの作成ができるようになったほか、Hi-MDやネットワークウォークマンでアナログ録音(マイク含む)したデータをWAV(PCM)形式で保存する機能や、ポータブルプレーヤーやメディアに楽曲を転送する際にビットレートを指定する機能なども新たに装備した。

 従来のSonicStage 2.3 for Moraと同様に、SonicStage上からMoraにアクセスし、楽曲の試聴/購入が可能で、新たに、Internet ExplorerからMoraの視聴やダウンロードを行なった場合も自動的にSonicStageが起動するようになった。

 また、対応オーディオプレーヤー(ATARC Audio Device)をパソコンとUSB接続した際にもSonicStageが自動起動し、接続時の機動の手間を省くなどの改善が図られている。

 対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP。ソニーでも最新アップデータを公開している。

<コメント>
前バージョンよりレーベルゲートを通して無償提供されるようになったSonicStage。これもアップルのiPodとiTunesの戦略からすれば追随と言われても仕方ないが、重要なのはこうした戦略を継続していくことだろう。

関連リンク:レーベルゲートのダウンロードページ
 
 
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