2005/03/14

ソニー・エリクソン、ATRAC3対応のCDMA 1X端末を発表

 
 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、KDDIおよび沖縄セルラー向けのau CDMA 1X WIN端末として、ATRAC3形式の音楽ファイルが再生できる携帯電話「W31S」を2005年4月中旬に発売すると発表した。

 「W31S」は、“オーディオケータイ”と銘打って、充実した音楽機能を盛り込んだスライド式のソニー・エリクソン製CDMA 1X WIN端末。

 バンドルソフト「SonicStage Ver.3.0」を利用し、ATRAC3plus/ATRAC3/WAV/MP3(32〜320kbps)/WMA形式のファイルをATRAC3に変換。マジックゲートに対応した最大128MBまでのメモリースティックDuoに転送し、本体で再生できる。

 楽曲のタイトルやアーティスト名の表示に対応するほか、音質面ではNormal、Pops、Rock、Hiphop、Jazzの5種類のイコライザが利用可能。また、音楽を聴きながらメールの作成・送受信、Webの閲覧などが行なえる「BGM再生」機能も備えている

 本体に16mm径のスピーカーを2基搭載。卓上ホルダにサウンドリフレクタを備えるほか、DiMAGICの仮想サラウンド技術「Vitualizer X」も採用。臨場感のある再生音が楽しめるとしている。

 FMラジオも備えており、放送中の曲名や番組名などを参照できる双方向機能も搭載。オンエア曲を「着うた」や「着うたフル」としてダウンロードできるほか、ラジオ局の携帯用サイトに手軽にアクセスし、メッセージやリクエストを送る機能も備えている。

 端末はスライド式を採用し、本体側面のオープンキーでワンプッシュオープンが可能。ディスプレイにはウルトラハードコート処理が施されており、約2.4インチ、QVGA、最大26万色表示の低温ポリシリコン・システムTFT液晶を搭載する。

 USBマスストレージクラスに対応し、付属のUSBケーブルでパソコンと接続し、メモリースティックDuoおよびメモリースティック PRO Duoのリーダーライターとしても利用できる。

 ほかにも、有効画素数201万画素のオートフォーカス機能付きCMOSカメラを搭載。外形寸法は約107×50×26mm(縦×横×厚さ)。充電池を含む重量は136g。連続通話時間は約190分。連続待受時間は約250時間。

 カラーリングはリミックスオレンジとアコースティックホワイトの2色を用意。価格はいずれもオープン。

<コメント>
欧米向けには「ウォークマン」の名を冠した携帯電話を発表したばかりのソニー・エリクソンだが期待に違わず国内向けにも発表。オーディオプレーヤーとしての機能は特に劣っているとは感じられないが、なぜか「ウォークマン」の名は冠さず。携帯電話会社の意向が強い日本の特殊事情が理由だろうか。

関連リンク:ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの発表リリース
 
 
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