2005/03/15

サムスン、フラッシュメモリプレーヤー5モデルを発表

 
 日本サムスンは、フラッシュメモリ型のオーディオプレーヤーの新モデルとして、単4電池を使用する小型の「YP-T6」シリーズと、単3電池を利用する「YP-MT6」シリーズを2005年3月18日に発売すると発表した。

 YP-T6は、メモリ容量1GBでシルバーカラーリングのYP-T6Z、同512MBでブラックカラーリングのYP-T6X、同256MBでレッドカラーリングのYP-T6Vの3モデルがラインナップされる。

 対応する音声圧縮方式はMP3/WMA/WAV/ASF/OGG。対応ビットレートはMP3が8〜320kbps、WMAが48〜192kbps、ASFが8〜192kbps。

 3行表示が可能な128×48ドットの液晶ディスプレイを採用。白色LEDをバックライトに利用しており、従来モデルよりも視認性が大幅に向上したという。
 ID3タグの日本語表示に対応するほか、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語など、10カ国語の表示をサポートしている。

 MP3エンコード機能も備えており、アナログ入力した音声と、FMチューナの音声をMP3録音できる。また、マイクも内蔵しており、WAV形式でのボイスレコーディングもサポートする。

 音質面では5種類のイコライザとSRS WOWが利用可能。PCとのインターフェースはUSB 2.0。ストレージクラスをサポートし、専用ソフトなどを使わずに楽曲の転送が行なえる。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

 電源は単4電池1本を使用。アルカリ電池を使用した際の連続再生時間は約20時間。筐体はキューブ型のデザインを採用し、ボタンやジョグキーの操作性も向上しているという。外形寸法は55×22×23mm(縦×横×厚さ)。重量は30g。

 YP-MT6は、メモリ容量512MBでブラックカラーリングのYP-MT6X、メモリ容量256MBでYP-MT6Vの2モデルがラインナップされる。

 外形寸法は61×25×24mm(縦×横×厚さ)。重量は36g。電源に単3電池1本を使用し、連続再生時間は約42時間。単4電池を採用したYP-T6より若干大きく、重くなっている。

 液晶ディスプレイの解像度は128×64ドットで、4行表示が可能。

 そのほかの仕様はほぼ共通。MP3/WMA/WAV/ASF/OGGフォーマットの再生に対応し、MP3へのダイレクトエンコードも可能。内蔵マイクを使い、WAV形式でのボイスレコーディングも可能となっている。

<コメント>
これまでもオーディオプレーヤーの販売はしていたが、今回のサムスンの発表はラインナップを一気に拡げ、これまでになく本格的。フラッシュメモリなどデバイス関連では中心的な存在である同社だけにできればDRMへの対応を明確にしてもらいたいところ。

関連リンク:日本サムスンの発表リリース(YP-T6)
       日本サムスンの発表リリース(YP-MT6)
 
 
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