2005/03/17

松下、SDオーディオプレーヤーSV-SD100V/SD90を発表

 
 松下電器産業は、SDオーディオプレーヤー『D-snap Audio(ディースナップ オーディオ)』2機種(SV-SD100V、SV-SD90)を2005年4月8日に発売すると発表した。

 SV-SDシリーズは、SDメモリーカードを採用したデジタルオーディオプレーヤー。FMチューナ/ボイスレコーダ搭載の上位モデル「SV-SD100V」とFM/ボイスレコーダを省いた「SV-SD90」の2モデル。

 対応する音声圧縮方式はMP3/WMA/AAC。AACはSD Jukeboxで作成したもののみのサポートで、iTunesで作成したAACファイルなどには対応しない。

 ハーフミラーデザインの筐体に、漢字表示が可能な4行表示の有機ELディスプレイを装備。広視野角化と大型化を図り視認性の向上を図っている。

 PC用の音楽録音ソフト「SD Jukebox Ver.5.0LE」を同梱し、PCからのオーディオデータ転送が行なえる。SD Jukeboxで作成したアルバム、アーティスト、プレイリストなどでの楽曲検索が可能。
 また、“癒し系”、“ノリノリ系”などの曲の印象別に分類される「ミュージックソムリエ」を利用し、気分にあわせた楽曲を自動選曲し、転送できる。

 さらに同日発表のSDカードスロット搭載ミニコンポ「SC-PM910DVD/SC-PM710SD」を利用することで、CDから簡単にSDカードに録音でき、パソコンを利用せずにオーディオデータの録音が可能となる。

 デジタルアンプやイコライザ、圧縮時に失われた高域を補完する「リ.マスター機能」などを1チップLSIに納めた「D.SOUNDエンジン」を搭載し、高音質化。また、インサイドフォンも新開発の振動板の採用により、音質の向上を図っている。

 SD100Vのみ20局のプリセットFMチューナを内蔵するほか、ボイスレコーダ機能を搭載。FM録音も可能となっている。録音形式はG.726。

 バッテリは角形ニッケル水素充電池で、最大駆動時間は14時間30分。また、SD100Vには乾電池チャージャーが付属し、外出先でも利用が可能となっている。乾電池チャージャー利用時には最大50時間の連続再生が可能。
 ACアダプタのほか、USB充電にも対応。SD100Vのみ乾電池チャージャーを利用した充電も行なえる。

 外形寸法は42.9×17.5×43.2mm(幅×奥行き×高さ)、電池込みの重量は約39.9g(SV-SD100V)/約39.0g(SV-SD90)。イヤフォンや、ネックストラップ、充電池ケースなどが付属する。なお、SDメモリーカードは同梱されない。

 ボディカラーはSD100Vがシルバー(-S)とブルー(-A)、SD90がホワイト(-W)/ブルー(-A)/レッド(-R)。いずれもオープンプライス。

<コメント>
松下のオーディオプレーヤーは本当に久々。筐体のデザインは目新しさがあるものの、SDカードを中心としたコンセプトは相変わらず。本体にメモリがないため単体では何もできず、SDカードを含めた価格設定は高めな印象を受ける。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース
 
 
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