ソニー・コンピュータエンタテインメントは、携帯ゲーム機「PSP」(プレイステーション・ポータブル)の最新ファームウェアを公開した。
新しいファームウェアのバージョンは1.50。PC経由でアップデートを行なう際のアップデータのファイルサイズは約13.2MB。
同ファームウェアを適用することで、スリープモードから復帰した際に、以前再生していたメモリースティックDuo内の音楽ファイルの続きから再生できるレジューム再生機能に対応できるようになる。
具体的には、スリープモードからの復帰後にメモリースティックアイコンが選択された状態で、「リモコンの再生ボタンを押す」、「本体のSTARTボタンを押す」、「△ボタンでオプションメニューを表示し、再生を選び○ボタンを押す」のいずれかの動作を行なうことで続きから再生が行なえる。
また、MP3形式の音楽ファイル、および画像ファイルのファイル名やフォルダ名に、アクセント付きアルファベットを使用できるようになった。
ビデオ再生面ではメモリースティックDuoに保存した動画を再生する際、設定した画面モードの保持と音楽ファイル同様にレジューム再生機能に対応できるようになる。
システム面では新たに、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語の表示もサポートする。
なお、アップデート方法は、PSP本体のネットワークアップデート機能を使って、無線LAN経由でアップデートを行なう方法と、PCでアップデータをダウンロードし、メモリースティックDuoに保存、同メモリースティックをPSPに読み込ませてアップデートする方法の2種類が選択できる。
<コメント>
これまでPSPを新たなメディアプレーヤーとの位置づけで取り上げてきたが、まだまだオーディオプレーヤーとしての完成度は高くない。今回のレジューム再生のように今後のアップデートでも機能が向上していくことを期待したい。
関連リンク:SCEIのファームウェア公開ページ |