2005/03/31

シャープ、FMトランスミッタ内蔵プレーヤーを発表

 
 シャープは、FMトランスミッタを内蔵したシリコンオーディオプレーヤー「MP-A100/A200」を2005年4月15日に発売すると発表した。

 メモリ容量256(MP-A100)/512MB(MP-A200)の2種類を用意し、いずれのモデルにもホワイトとレッドの2色のカラーバリエーションをラインナップする。

 対応する音声圧縮形式はWMA/MP3。対応ビットレートはMP3が8〜320kbps(VBR対応)、WMAが32〜192kbps。WMAのDRMもサポートする。

 本体にFMトランスミッタを内蔵し、イヤフォンで音楽を聴くだけでなく、再生音をFM電波として送信し、車内のカーステレオや室内のラジオで受信・再生できる。

 バックライトも搭載液晶ディスプレイは10文字×5行表示。ID3タグ表示もサポートしており、曲名やアーティスト名の日本語表示にも対応する。歌詞表示もサポートし、WMAファイルの歌詞編集が行なえるソフトもバンドルされる。ソフトの対応OSはWindows XP。

 MP3エンコード機能も備えており、本体のみでMP3録音が可能。内蔵マイクを使ったボイスレコーディングに対応するほか、内蔵FMチューナからのラジオ録音、アナログ音声入力からのダイレクト録音もサポートしている。

 音質面では、6モードのイコライザを搭載。ノーマル、ジャズ、ロック、クラシック、ポップ、バスから選択可能となっている。

 さらに、ID3タグ情報を読み取り、自動的にアルバムリストやアーティストリストを作成する「オートリスティング機能」も備えている。なお、複数のプレイリストをユーザーが作成する機能は備えていないが、プログラム再生機能は利用できる。

 PCとのインターフェースはUSB 2.0。ストレージクラスに対応しており、専用ソフトを使わずに楽曲の転送が可能。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

 外形寸法は54×85.6×9.4mm(幅×奥行き×高さ)、充電池を含む重量は70g。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を利用。最大約20時間の連続再生が行なえるが、FMトランスミッタ使用時は最大約5時間再生となる。充電所要時間は約4時間。ACアダプタに加え、USBポートからの充電もサポートする。

 価格はいずれもオープン。

<コメント>
シャープもごく初期にMP3プレーヤーを発売していたが、それ以来久し振りの再参入となる。その割にはFMトランスミッター以外に海外メーカーの製品と変わり映えしないスペックは残念。1ビットデジタルアンプなどオーディオでは技術力のある企業なだけに今後の製品には期待したい。

関連リンク:シャープの発表リリース
 
 
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