2005/04/06

ソニー、7行表示液晶搭載のMP3対応新HDDウォークマンを発表

 
 ソニーは、7行表示の大型ディスプレイを搭載した20GB HDDウォークマン「NW-HD5」を2005年4月21日より発売すると発表した。

 対応音声圧縮形式は、ATRAC3/ATRAC3plusとMP3(32〜320kbps)。

 従来モデルの「NW-HD3」から本体デザインを一新。液晶ディスプレイは128×128ドットの7行表示でLEDバックライトを搭載し、視認性を高めている。使用時の方向にあわせてディスプレイ表示を90度回転できるため、縦/横のどちらの向きでも使用できる。

 HDD容量は20GB。従来モデルと同様に、本体の落下を感知すると自動的にヘッドが待避する「Gセンサー」や耐衝撃ダンパーの採用により、HDDの耐久性を高めている。

 付属ソフトウェアのSonic Stageは、Ver.3.1にアップデートされ、新たにMP3でのリッピング機能が追加されたほか、プレイリストの転送が改善された。

 従来は、すでに本体に転送している楽曲でも、作成したリストに含まれていると再度重複して転送する仕様だった。Ver.3.1ではNW-HD5上にその楽曲が転送されている場合は、リストのみを転送し、転送時間の低減やHDD容量の節約が可能となっている。

 MP3ファイルもジュークボックスソフト「Sonic Stage」から変換無しに転送できるが、転送されるMP3ファイルはOpenMG Audio形式のMP3ファイルとして転送されるため、他のパソコンに書き出しても再生はできない。

 ユーザーインターフェイスも一新され、液晶下の十時操作キーと、その周囲の4つのボタンで操作を行なう。

 検索モードはArtist/Album/Track/Genre/Playlistの5モードを用意。新たにメニューボタンで、トップメニューに戻ることができる「1ステップサーチ機能」を搭載したほか、プレイリスト機能の強化や、イニシャルサーチ機能の搭載などで検索性を高めている。

 VPT Acoustic Engineなどの高音質化回路や、6バンドイコライザ、低/高域サウンド調整機能「Digital Sound Preset」などを装備する。

 PCとの接続はUSB端子で、USB 2.0に対応。USB端子は本体に備えており、バッテリのUSB充電にも対応する。

 バッテリは取り外し可能なリチウムイオンバッテリー(880mAh)で、最大約40時間(ATRAC3 plus 48kbps)の連続再生が可能。ACアダプタ利用時には、約1.5時間で80%までの急速充電が可能。満充電時間はACアダプタ利用時が約3時間、USB充電時が約6時間。

 外形寸法は59.9×88.7×14.2mm(横×縦×厚み)、重量は約135g(バッテリ含む)。ステレオイヤフォンやACアダプタ、USBケーブルなどが付属する。

 ボディカラーは、シルバー(-S)/ブラック(-B)/レッド(-R)の3色。価格はいずれもオープン。

<コメント>
意外にも早いペースでソニーのHDDプレーヤーが登場。人気があるとはいえ、iPodはほぼ1年ごとのモデルチェンジでデザインの印象は変わらない。それに対し、オーディオメーカーとしてバラエティに富んだ展開を目指していくものと見られる。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
AV製品_468_60
 
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