2005/04/12

オンキヨー、iPodとAVシステムを連携させるアダプタを正式発表

 
 オンキヨーは、2005年2月24日に発表していた、アップルコンピュータ社iPodシリーズとオンキヨー製品が快適に連動するiPod専用“RI Dock”(=“Remote Interactive Dock” for iPod)の新製品として「DS-A1」を2005年5月11日に発売すると発表した。

 RI Dockは、iPodシリーズをオンキヨー製品と連動させるためのアダプタ。クレードルのタイプの筐体を採用しており、iPodを乗せて利用する。

 RI DockとRI対応オンキヨー製品を、付属のRIケーブルとアナログ音声ケーブルで接続すると、オンキヨーのリモコンからiPodの基本操作が行なえるようになる。

 また、クレードル端子を経由して電源も供給できるため、iPodの充電も可能。長時間再生が行なえ、据え置き型のオーディオシステムの一部としてiPodを利用できるようになるという。

 具体的には、FR Bシリーズなど、RI対応のアンプやAVアンプ、1BOXコンポなどに付属するシステムリモコンで、音量調節や再生、ストップ、スキップなどの基本操作が行なえる。

 さらに、iPodを再生するとアンプの入力セレクタが自動的に切り替わるダイレクトチェンジ機能や、タイマープレイ、スリープタイマー、プレイリスト再生などが利用可能となる。iPod本体で設定したアラーム機能を検知し、オンキヨー製品の電源が自動的にONになり、再生を開始する機能も備えている。

 S映像出力端子も1系統備えており、iPod photoの静止画スライドショーなどをテレビに表示できる。

 外形寸法は112×112×56mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は220g。価格はオープンだが、オンキヨーサイバーショップでは、直販価格¥8,400(税込)にて、2005年5月6日より予約開始する。

<コメント>
老舗といわれるオーディオメーカーが総じてデジタルオーディオへの取り組みに戸惑いを見せている中で、既存のシステムを生かしながらデジタルオーディオの分野へもアプローチを図る戦略は有効と思われる。前回の発表の際の内容以上にiPodとの連携が取られているような印象。

関連リンク:オンキヨーの発表リリース
 
 
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