2005/04/20

ソニー、Hi-MD対応のCD/MD/カセットコンポを発表

 
 ソニーは、Hi-MDに対応しPCと連携するコンパクトなCD/MD/カセットコンポ「CMT-AH10」を2005年5月21日に発売すると発表した。

 CMT-AH10は、CD、MD、カセット、チューナ、アンプを一体化したマイクロコンポ。

 MD部は「Hi-MD」規格に対応。PC用オーディオソフト「SonicStage 3.0」が付属しており、PCとUSB経由で接続が可能。

 音楽配信サイト「Mora」で購入した楽曲などを、リニアPCM/ATRAC 3plus形式の音楽ファイルとして転送可能。また、コンポでHi-MDに録音した楽曲をPCへ転送することもできる。ただし、MP3形式の転送・再生はサポートしていない。

 内蔵するCDプレーヤーからMDへ、Hi-LPモードを利用した際は、最大約8倍速のダビングが可能。また、非圧縮のリニアPCMでMDに録音することもできる。なお、MD部はHi-MDだけでなく、Net MD、MDLPにも対応。SonicStageを利用することで漢字やひらがなの入力も行なえる。

 CDプレーヤー部は音楽CDに加え、ATRAC3plus/MP3形式で記録したCD-R/RWの再生もサポート。カセットデッキ部はシングルリバース仕様で、CDからのシンクロ録音にも対応する。

 チューナ部はFM/AMの受信をサポートし、FM20局、AM10局のプリセットも可能。Hi-MDにラジオ番組やカセットテープから録音することもできる。

 アンプ部の最大出力は25W×2ch。音質面ではプリセットイコライザも備えている。スピーカーは2ウェイでパッシブラジエータ方式を採用。

 ウーファは100mm径のコーン、同じく100mm径コーンのパッシブラジエータを内蔵する。ツイータは25mm計のコーンを採用。フロントスピーカーのみでリアの音場を創造するという「バーチャルホンテクノロジー・スピーカーズ」や、原音再生を実現するという「デジタル・リニアフェーズ」などを採用している。

 スピーカーも含めた最大外形寸法は424×208×302mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約9kg。リモコンやUSBケーブルなどが付属する。

 カラーリングはホワイトとブラックの2色。価格はいずれもオープン。

<コメント>
仕様としては一般的なコンポではあるが、PCと接続できる点が特徴。言ってみれば据え置きのHi-MDプレーヤーであり、うまくPCと連携すればコンポの足りない機能を補えるだろう。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
AV製品_468_60
 
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