韓国mpioは、フラッシュメモリ内蔵型のポータブルオーディオプレーヤー新モデル「FY500」及び「mpio-one（FG200）」の2機種を発売すると発表した。
FY500はMP3/WMAフォーマットの再生に対応した小型のフラッシュメモリプレーヤー。メモリ容量は256MB、512MB、1GBの3モデル。
対応する音声圧縮形式はWMAとMP3。ビットレートはMP3が8〜320kbps、WMAが32〜192kbpsをサポート。VBRやWMA DRMにも対応する。
繋ぎ目の見えないアルミニウム製の筐体を採用。液晶ディスプレイは解像度は128×64ドットで4行表示に対応し、ホワイトカラーのバックライトを採用している。ID3タグ表示をサポートし、日本語を含む55カ国語、メニューは5カ国語表示に対応する。
マイクとFMチューナを内蔵し、ボイスレコーディングやラジオ番組の録音が可能。録音形式はWAVE（ADPCM）方式。
音質面ではPOP、ROCK、JAZZなど6種類のプリセットモードを用意。ユーザー設定の保存も行なえる。また、サウンドエフェクト機能としてPURE STUDIO、CONCERT SOUND、GROOVE、DYNAMIC BASSを用意する。
インターフェースはUSB 2.0。ストレージクラスをサポートし、エクスプローラなどで楽曲を転送（最大1.6MB/s）できるが、WMA DRMで管理された楽曲はWindows Media Playerで転送する。
電源は単4電池1本を使用。連続再生時間は約14時間。外形寸法は26×20×67mm（幅×奥行き×高さ）。本体のみの重量は30g。イヤフォンはSENNHEISERのMX400が付属する。
カラーバリエーションは256MBモデルがピンク、ライトブルー、シルバー、512MBモデルがブルーブラック、1GBモデルはダークチタン。価格はいずれもオープン。発売は2005年5月上旬予定。
mpio-oneはMPEG-4フォーマットの動画再生にも対応した小型のフラッシュメモリプレーヤー。メモリ容量は256MB、512MB、1GBの3モデル。
対応する音声圧縮形式はWMA、MP3、Ogg Vorbis。ビットレートはMP3が8〜320kbps、WMAが32〜192kbpsに対応。VBRやWMAのDRMもサポートする。
1.04インチのカラー有機ELディスプレイは65,000色表示、解像度96×64ドット。ID3タグ表示をサポートし、漢字を含む日本語表示が可能。さらに、韓国語や中国語など55カ国語の表示が行なえる。さらに、メニュー表示は日本語など、8カ国語をサポートする。
テキストファイルやJPEG形式の静止画表示も可能で、ディスプレイと異なる解像度の画像でも自動的にサイズを変更して表示できる。
インターフェースはUSB 2.0。USBマスストレージクラスに対応し、専用ソフトを使わずに転送が行なえる（最大8.5MB/s）が、WMA DRMで管理された楽曲はWindows Media Playerで転送する必要がある。なお、m3u形式のプレイリストも読み込める。
また、USBホスト機能もサポートしており、デジタルカメラやメモリーカードリーダなどから静止画やデータなどを吸い出せる。なお、USBホスト機能を利用する際の転送速度はUSB 1.1となる。
マイクやライン入力、FMチューナも備えており、WMA形式での録音が可能。ライン入力とFM録音ではステレオでの録音も行なえる。タイマー再生・録音も可能。
音質面ではCLASSIC、POP、ROCKなど9種類のプリセットイコライザを用意し、ユーザー設定も保存可能。サウンドエフェクトとして3D EFFECT、TREBBLE、DYNAMIC BASSも選択可能。
さらに、パズルゲームを内蔵。スクリーンセーバー機能なども搭載する。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリを使用。音楽ファイル再生時では連続再生約15時間、動画再生時では約2時間となる。
外形寸法は32×15×55mm（幅×奥行き×高さ）。本体のみの重量34.5g。
カラーバリエーションはフェアゴールド、スマートシルバー、クリムゾンレッド、ミスティックグレイ、ハバードブルー、ミッドナイトブラックの6色。価格はいずれもオープン。発売は2005年6月下旬予定。
＜コメント＞
これまではアドテックのブランドといったイメージが強かったmpioだが、独自サイトも用意され、アドテックは日本国内総合販売代理店という位置づけに変わっている。韓国メーカーの本格参入と見られる。
関連リンク：アドテックの発表リリース
mpioのサイト |
