2005/05/10
アップル、QuickTime再生に対応したiTunes 4.8を公開
アップルコンピュータは、オーディオジュークボックスソフト「iTunes」の最新バージョン「iTunes 4.8」を公開した。
最新バージョンとなるiTunes 4.8では、新たにiTunes内でQuickTime動画再生に対応し、iTunes Music StoreのプロモーションビデオをiTunes上で視聴可能となった。
連携する音楽配信サービスiTunes Music Storeには、新たにスイス、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの4カ国が追加。
新たにリリースされたMac OS X v.10.4以降と併せて利用することで、iPodのアドレス情報やカレンダーの同期が行なえるようになっている。
また、「iTunes 4.7」以前にMPEG-4関連の深刻な脆弱性が見つかっており、この脆弱性も解消されている。
この脆弱性は、iTunesのMPEG-4ファイル解析コードにおけるバッファオーバーフローが原因で発生する。
細工を施したMPEG-4ファイルを読み込ませることでDoSを引き起こしてiTunesを終了させたり、さらには任意のコードを実行される恐れもあるという。
対応OSはWindows 2000/XPとMac OS v10.2.8以降。プログラムサイズは11MB。
<コメント>
動画対応となったことでiTunes Music Storeの動画配信やiPodの動画対応も予測する向きも増えている。技術的には可能と思われるが、PSPを初めとする携帯ゲーム機や携帯電話も競合に入ってくるため成功へのシナリオは難しいものとなるだろう。
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