2005/05/13

米Microsoft、次世代ゲーム機「Xbox 360」を発表

 
 米Microsoftは、次世代ゲーム機「Xbox 360」を発表した。

 Xbox 360は、ホワイトを基調とした筐体を採用しており、デザインには日本のデザイナーも参加。フロントパネルはカスタマイズが可能な「スタイルフェイス」仕様となっている。

 光学ドライブとして12倍速のDVD-ROMドライブを搭載しており、DVDビデオ、DVD±R/RW、音楽CD、CD-R/RWに収録したWMA、MP3、JPEGファイルの再生もサポートする。

 ゲームソフトは16:9、720p/1080iの出力をサポート。DVDビデオのプログレッシブ出力もサポートするほか、ビデオ映像のSD/HD出力もサポートする。

 また、USB 2.0端子を経由し、MP3プレーヤーやデジタルカメラ、Windows XPベースのPCと接続が可能。これらのハードウェア内部の音楽や画像などもXbox 360で再生できる。なお、USBポートは3基備えている。

 さらに、20GBのHDDを搭載。HDDは着脱可能となっており、アップグレードにも対応。HDDに音楽CDなどから楽曲をリッピング・保存する機能も備えている。

 なお、インターネットを経由したオンラインゲーム機能「Xbox Live」機能も備えており、様々なコンテンツのダウンロードサービスが受けられるほか、映画や音楽を再生している最中でも、オンラインでほかのプレーヤーとボイスチャットが可能。

 コントローラーはワイヤレス式で、4台まで同時に利用可能。無線LAN機能も802.11a/b/gをサポートする。

 有線のEthernet端子も備えており、Windows XP Media Center Edition 2005をインストールしたPCと連携し、音声/映像コンテンツなどをネットワーク経由でテレビなどに出力できるMedia Center Extender機能も内蔵している。

 日本国内では2005年末に発売する予定で、価格は未定。なお、日本での呼び名は「エックスボックス サンロクマル」。

<コメント>
一般にはゲーム機として報じられるXbox 360だが、HDDを搭載しネットワーク機能もあり、オーディオコンテンツも再生できるとなれば、PCを家庭内のメディアサーバー、Xbox 360をこの再生クライアントと位置づけることもできる。

関連リンク:マイクロソフトの発表リリース
 
 
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