2005/05/16

東芝、「gigabeat F」に40GB垂直記録HDD搭載モデルなどを追加

 
 東芝は、1.8型HDD内蔵縦型オーディオプレーヤー「gigabeat F」シリーズのラインナップを一新し、垂直磁気記録方式HDDを採用した「F41」、従来モデルから機能を向上させた「F21」、「F11」の計3機種、カラーバリエーションにより6モデルを2005年5月20日より発売すると発表した。

 gigabeat F41は、同社が2004年12月に発表した垂直磁気記録方式を採用した厚さ5mm/容量40GBの1.8型HDDを搭載したオーディオプレーヤー。

 2005年3月に発売された従来モデル「F40」より、厚みが3mm薄くなり、重量を10g軽量化している。本体カラーはシャンパンシルバー。

 対応する音声圧縮方式はWMA/MP3/WAVで、Windows Media DRMもサポートする。

 2.2型240×320ドットのカラー液晶ディスプレイを備えるほか、十字型のインターフェイス「プラスタッチ」を採用。電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用し、連続再生時間は約16時間。

 付属の「gigabeat room」により、Windows Media Player内のジャケット画像を参照し、gigabeat roomで楽曲を転送した際、ジャケット画像も自動的に本体に転送することができる。

 さらに、GracenoteのMusicIDに対応。アナログ音源から取り込んだ楽曲にも自動的に曲名やアーティスト名が追加されるほか、タグ情報の編集も行なえる。

 また、楽曲の曲調やジャンルに関するキーワードを選択することで、自動的にプレイリストが作成されるGracenote PLAYLISTもサポート。

 さらに、USB接続した本体内のSATファイル(HDD内の音声フォーマット)を、著作権を保護したままgigabeat roomから再生することができる。

 USBホスト機能にも対応し、オプションのUSBクレードル「MEGBCS13」に載せ、ACアダプタを繋いだ状態で、USB接続したメディア内のDCFフォーマットの画像ファイルを本体に転送できる。

 gigabeat F21/F11は、2004年11月に発売された「F10」、「F20」の後継モデル。

 機能としては「F40/F41」と同等に、「フォトビューアモード」、「画面スタイル設定」を搭載し、画面表示機能を強化している。

 本体カラーは、「F11」がホワイト/ライム/オレンジ、「F21」がシルバー/ブラック。

 全機種とも対応OSはWindows 2000/XPで、価格はオープン。

<コメント>
折角の垂直磁気記録方式HDDの採用も、このクラスでは既に60GBモデルもあることから、容量でのインパクトには欠ける。スリム化も驚くほどのものではなく、どちらかと言えば「F40」の立場を弱くさせただけのような印象。

関連リンク:東芝の発表リリース
 
 
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