2005/06/01

アイリバー、フラッシュメモリ搭載の「H10 Jr.」を発表

 
 アイリバー・ジャパンは、ポータブルオーディオプレーヤー「H10」シリーズの新機種として、フラッシュメモリ搭載の「H10 Jr.」を2005年6月下旬に発売すると発表した。

 H10はHDDを内蔵していたが、H10 Jr.ではフラッシュメモリを採用することで、H10から小型軽量化した。メモリ容量は1GBと512MBの2モデル。

 対応する音声圧縮形式はWMA/MP3/OGG/ASF。対応ビットレートはMP3/WMAともに8〜320kbps。WMAのDRMや、ID3タグ表示もサポートする。

 液晶部分には26万色もの描画が可能な1.2 インチLTPS LCDを採用。テキストファイルやJPEG静止画表示にも対応。音楽を聴きながら画像やテキストを閲覧することが可能。

 縦長のタッチパネルを採用し、項目や楽曲のスクロールが手軽に行なえる。

 さらに、FMチューナとマイクも内蔵。ラジオの録音やボイスレコーディングも行なえる。音質面では、イコライザを搭載。10種類のプリセットに加え、カスタム設定も利用可能。SRS WOWも備えている。

 PCとのインターフェースはUSB 2.0。音楽ファイル管理・転送ソフトの「iriver plus 2」を同梱しており、自動同期機能を備えるほか、Gracenoteの開発したMusicID機能を搭載。

 Music ID機能はアナログ音源からデジタル録音したデータを解析し、自動的に曲名を取得できる技術で、サウンドデータのパターンを解析し、サーバー上の情報と照合し、オーディオデータにタグ情報を埋め込むことができる。

 なお、USBストレージクラスにも対応しており、ドラッグアンドドロップでも音楽データの転送が可能。ただし、DRMが施されたWMAファイルはiriver plus 2で転送する必要がある。

 iriver plus 2の対応OSはWindows 2000/XP。

 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。連続再生時間は最長約40時間。なお、8月にはオプションでクレードルも発売予定。

 外形寸法は42.5×16×71.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約50g。カラーリングはネオシルバー、ディープレッド、ミッドナイトブルー、スレートグレーの4色。価格はオープン。

<コメント>
HDD搭載プレーヤーからフラッシュメモリ搭載プレーヤーへのシリーズ展開はiPodでも前例があるが、同じ筐体イメージと操作性を維持しているところに特徴がある。

関連リンク:アイリバーの発表リリース
 

 
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