2005/07/08

三洋、音楽再生対応のminiSDスロット付きボイスレコーダを発表

 
 三洋電機は、ボイスレコーダ「DIPLY TALK(ディプリトーク)」シリーズの新モデルとして、音楽再生も可能な「ICR-S310RM」を2005年8月21日に発売すると発表した。

 ICR-S310RMは、512MBのフラッシュメモリを搭載したボイスレコーダ。miniSDカードスロットも備えており、カードを増設することでメモリ容量が増やせる。

 対応する音声圧縮形式はWMA/MP3。再生可能なビットレートはMP3が16〜192kbps、WMAが32〜160kbps。

 ステレオマイクを内蔵しており、録音フォーマットはMP3。録音モードはXHQ/SHQ、HQ、SP、LPを用意。なお、内蔵メモリとminiSDカードに連続して録音することはできない。

 MP3フォーマットながら、録音済み音声の早聞き、遅聞き機能を搭載。早聞きは約20%、遅聞きは約25%の再生速度変更が行なえる。

 また、MP3だけでなく、PCから転送したWMAフォーマットのファイルでも同様の再生速度変更に対応。さらに、録音中にマーキングを行なうと、その部分からの再生頭出しが可能なインデックス機能も利用できる。

 PCとのインターフェイスは本体にUSB端子を直付けしているため、別途ケーブルなどを使わずにPCに接続できる。また、端子部は270度回転可能で、PC側のUSB端子が縦の場合でも無理のない接続が行なえる。

 USBストレージクラスに対応しており、専用ソフトなどを使わずに録音した音声ファイルの転送や、音楽ファイルの転送が可能。

 ほかにも、ファイル分割機能やタイマー録音/再生、レジューム再生機能、プリセットイコライザ、BASS設定、ヘッドフォンを利用する録音モニター機能なども備えている。

 マイクは内蔵のステレオマイクに加え、ステレオミニのマイク入力も用意。プラグインパワーに対応した外部マイクも利用できる。また、ヘッドフォン端子やスピーカーも内蔵している。

 電源は単4電池2本。SPモード利用時の連続録音時間は約36時間、再生は約34時間。外形寸法は約38×22.4×118mm(幅×奥行き×高さ)。電池を含む重量は約85g。

 カラーリングはシルバーのみ。価格はオープン。

<コメント>
機能としてはほとんど変わらないにも関わらず、オーディオプレーヤーでは見劣りするようなメモリ容量でも十分に商品力があるのが、商品パッケージの妙というもの。リリースでは触れられていないが、DRM対応も気になるところ。

関連リンク:三洋電機の発表リリース
 
 
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