日産自動車は、iPodと接続可能なHDDナビゲーションシステム「HC705-A」をディーラーオプションとして2005年7月20日より発売すると発表した。
HC705-Aは、AV機能を搭載した2DINサイズのHDDナビゲーションシステム。7インチワイド液晶を搭載し、解像度480×234ドットでタッチパネル仕様となっている。
DVD/CD/MDの再生が可能なほか、メモリースティックスロットを搭載し、メモリースティック内のMP3再生にも対応する。また、テレビチューナやFM/AMラジオも搭載する。
HDD容量は30GB。HDDへの4倍速録音にも対応し、録音形式などはATRAC3形式で、楽曲のデータ容量により最大約4,000曲の収録が可能としている。
iPodとの連携は別売りのiPodアダプタとの接続で可能となり、タッチパネル上で操作が可能。曲名などもそのまま表示される。また、ナビ本体の電源ON時にはiPodの充電も行なえる。
対応するiPodは第2世代以降のiPodとiPod photo/mini。
価格はHDDナビ本体のHC705-Aが315,000円で、iPod接続用の「iPodアダプタ」が20,685円(いずれも取付費、消費税込)。対応車種は、セレナ、ノート、ラフェスタ、ティーダ、キューブ、X-TRAILなど計11車種。
<コメント>
iPodとの連携を図るカーオーディオやカーナビは既に珍しくないが、純正カーオプションまで登場し始めたところが注目される。また、カーオーディオ本体はATRAC3とメモリースティック対応という点も興味深い。
関連リンク:日産自動車の発表リリース |