2005/07/27
SCEI、ブラウザ機能が追加できるPSP向け新ファームウェアを公開
ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCEI）は、プレイステーション・ポータブル（PSP）向けの最新ファームウェア「バージョン2.00」の公開を開始した。
バージョン2.00では、[ビデオ]、[ミュージック]、[フォト]などの各機能ごとに大幅なアップデートが行なわれるほか、Webブラウザ機能も追加された。
[ミュージック］機能では、“SonicStage” バージョン3.2以降との組み合わせで、“メモリースティック PRO デュオ”に“ATRAC3 plus”形式の音楽ファイルを転送できるようになった。
また、再生できるファイルの種類として新たにリニアPCMとAAC（MP4）に対応した。
その他には、ブラウザ機能が実装され、無線LAN機能を利用してインターネット上のWebサイトなどを閲覧できるようになった。ただし、Macromedia Flashの再生には対応していないほか、一部のWebページでは正しく表示されない場合がある。
また、無線LANの暗号化方式は64/128bitのWEPに加えて、WPA（TKIP）が追加された。
[ビデオ]では、新たにメモリースティックDuo上のMPEG-4 AVC/H.264再生に対応している。
バージョンアップは、PSP本体の無線LAN機能を使ったネットワークアップデートか、もしくはPCからダウンロードしたファイルをメモリースティックDuoに保存し、PSPからファイルを起動する方法の2通りが用意されている。
＜コメント＞
ブラウザが搭載されたことでPSPはインターネット端末としての機能が大幅に強化された。また音楽再生機能はPC経由とはいえ音楽配信サービスとの連携が可能となっている。この2つはまだ独立したままだが、いずれ連携されるものと期待したい。
関連リンク：
システムソフトウェア バージョン 2.00 アップデートについてのページ
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