2005/08/11

NHJが、東京地裁に準破産申請を申請

 
 エヌエイチジェイは、2005年8月8日に東京地方裁判所へ準自己破産を申請した。

 同社は、1999年1月に設立。2000年にはデジタルカメラ「Che-ez!」や、オーディオプレイヤー「v@mp」を販売開始。デジタル機器の卸を主力に、時計類、カシミヤ製品など衣料品の販売も手がけていた。

 2005年7月にはウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社とライセンス契約を結び、今秋よりディズニーのキャラクタをモチーフにしたオーディオプレーヤーや、デジタルカメラの発売を予定していた。

 2005年3月期には年売上高約30億2000万円を計上していたが、デジタル携帯音楽プレーヤー市場には国内外の大手業者が相次いで参入するなど競合は激化。加えて、海外の現地法人の販売不振などの影響から急速に資金繰りは悪化していた。

 負債は約30億円。

<コメント>
準自己破産とは、会社役員が自分の会社の破産を申し立てることとのこと。マーケティングとスピーディーな企画を持ち味として、設計・製造をすべて外部委託する手法は各所で取り上げられ評価もされていただけに、今回の結果には意外な印象。直接の原因は海外事業での負債とも言われるだけに国内のプレーヤー事業自体は順調だった可能性もある。

関連リンク:帝国データバンクの倒産情報
 
 
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