2005/08/26

D&M、MP3プレーヤー「Rio」事業から全世界的に撤退

 
 ディーアンドエムホールディングス(D&M)は、2005年9月末で「Rio」ブランドで展開するMP3プレーヤーの販売活動を終了し、全世界的にMP3プレーヤー事業から撤退すると発表した。

 D&Mでは2003年4月よりRio事業を展開していたが、規模による市場競争が激化し、価格競争もさらに熾烈化しており、コアであるプレミアムAV事業との戦略的シナジーが少なく、またポータブル・オーディオ技術を吸収するという、当初の目的は既に果たされていることから、撤退を決定したとしている。

  なおアフターサービスや、修理、保証、販売店に対するサポートは、D&Mが引き続き対応する。

 また、2005年7月に米SigmaTelへ、MP3プレーヤー事業の知的財産、および技術資産の一部を売却しているが、知的財産や技術リソースに対するアクセスはそのまま確保する。

<コメント>
リリースによればブランドの売却もないため、Rioブランドは事実上消滅することになると思われる。いくつかの企業を渡ってきたとはいえ、一時代を築いたRioブランドの果たした役割は大きい。機会があれば、このサイトでその歴史をまとめてみたいと考えている。

関連リンク:ディーアンドエムホールディングスの発表リリース
 
 
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