東芝は、ボーダフォン向けの3G端末として、音楽再生機能を搭載した「Vodafone 803T」を2005年10月中旬に発売すると発表した。
Vodafone 803Tは、音楽再生機能を備えた折りたたみ式の携帯電話。
対応音声圧縮方式は、AAC、AAC Plusと独自形式。独自形式では電話番号をキーとした著作権保護技術を施しているため、他の機種で同じデータを再生することはできない。
専用ソフト「Beat Engine」を同梱しており、楽曲の転送、プレイリストの作成、曲名の編集、楽曲の分類などが行なえる。803TとPCを接続するためのUSBケーブルも同梱。なお、Beat Engineを利用してUSB経由で楽曲を転送する際は、すべて独自形式となる。
折りたたんだ際に見られる1.3型のサブディスプレイに曲名や再生リストなど、音楽プレーヤーとして必要な情報を表示できる。また、再生/一時停止、早送り/巻き戻し用の音楽専用フロントキーも備えている。
メール、Web閲覧、データフォルダで静止画の表示など、そのほかの操作をしながら音楽を聴くことができる。さらに、オーディオ用リモコンが付いたステレオイヤフォンも同梱。同イヤフォンにはマイクも備えている。
メモリーカードスロットはminiSDを採用。64MBのminiSDカードも同梱する。最大512MBの見にSDカードまで対応する。連続再生時間は約7時間で、電池残量が少なくなると音楽再生を自動的に停止する機能も備えている。
メインディスプレイは2.2型で解像度は240×320ドット。有効画素数226万画素のデジタルカメラ機能や、ステレオスピーカーも内蔵。
連続通話時間は、W-CDMA時で約180分。連続待受時間は約400時間。外形寸法は約47×100×26mm(縦×横×厚さ)。重量は約134g。
ボディカラーはピアノホワイト、スィングレッド、サックスブルーの3色。価格はオープン。
<コメント>
携帯電話のオーディオプレーヤー機能も、多様化する携帯電話の中で本格志向に進化してきた印象。やはり通信機能が付いており単体で配信サービスを受けられることが認められてきたように思える。
関連リンク:東芝の発表リリース |