2005/09/08

ソニー、HDD/フラッシュメモリ搭載の「ウォークマンA」シリーズを発表

 
 ソニーは、HDD/フラッシュメモリ搭載のウォークマン「ウォークマンA」シリーズ5モデルを2005年11月19日より発売すると発表した。

 20GB HDD搭載の「NW-A3000」と、6GB HDD搭載の「NW-A1000」のHDD搭載2モデルと、フラッシュメモリ型は512MBモデルの「NW-A605」、1GBモデルの「NW-A607」、2GBモデルの「NW-A608」の3モデルが用意される。

 「NW-A3000」「NW-A1000」は、128×128ドット/4階調の有機ELを搭載し、曲線を立体的に用いた流線型の本体を採用する。ディスプレイサイズはNW-A3000が2インチ、NW-A1000が1.5インチとなる。

 対応音声圧縮方式はMP3、ATRAC3/ATRAC3plus。対応ビットレートはMP3が32〜320kbps、ATRAC3が66/105/132kbps(66/105kpsはインポートのみ)、ATRAC3plusが48/64/96/128/160/192/256/320kbps。また、2005年12月に予定されているファームウェアアップデートにより、WMAにも対応予定。

 イコライザはヘビー/ポップス/ジャズ/ユニーク/カスタム 1/カスタム 2の6モードを用意。PCとの接続はUSB 2.0経由で行なう。

 新機能として、楽曲再生中に気に入ったアーティストに近いジャンルのアーティストをHDD内のライブラリから検索する「アーティストリンク機能」を搭載。紹介された楽曲は曲の途中から再生され、次に聞きたいアーティストを選択できる。

 また、インテリジェントシャッフル機能も装備し、再生履歴をもとに「良く聴く曲だけ」や、ランダムに楽曲の発表年代をランダムに選択して、特定の年の音楽をシャッフル再生する「タイムマシンシャッフル」などを備えている。

 新たに、オーディオソフト「CONNECT Player」をバンドル。対応OSはWindows 2000/XP。

 MP3やATRACのリッピングに対応するほか、楽曲の自動読み仮名変換機能を搭載。ジャストシステムが開発した読み仮名変換機能モジュールを利用しており、日本語の曲名/アルバム名/アーティスト名を自動的に読み仮名変換して、50音順、行単位で表示するため、日本語楽曲の検索がより高速に行なえる。

 曲/アルバム/アーティスト名は、日本語でも英語でもイニシャル入力でダイレクトに検索できるイニシャルサーチに対応する。CONNECT Playerでのプレイリスト作成機能や、楽曲の評価を基準とした検索、良く聞く100曲、発売年度、再生履歴からの自動プレイリスト作成機能を備えている。

 電源はリチウムイオン充電池で、ユーザーによる交換は不能。バッテリ駆動時間は未定。ACアダプタのほかUSB経由での充電にも対応。充電時間はA3000が約4時間(USB経由)/約2時間(ACアダプタ)、A1000が約7時間(USB経由)/約3時間(ACアダプタ)。

 外形寸法はA3000が65.2×13.5〜21.4×104.2mm(幅×奥行き×高さ)/182g、A1000が55×11.5〜18.7×88.1mm(同)/109g。ヘッドフォンやACアダプタ、USBケーブルなどが付属する。

 ボディカラーはNW-A3000がバイオレットとシルバーの2色、NW-A1000がバイオレット、シルバー、ピンク、ブルーの4色。ソニースタイルモデルとして、A3000はブラック、A1000はゴールドとブラックの専用カラーも設定される。


 NW-A600シリーズは、従来モデル「NW-Eシリーズ」と共通イメージのスティック型デザインを採用。ディスプレイは120×36ドット/3行表示の有機ELを採用する。

 対応音声圧縮方式はMP3、ATRAC3/ATRAC3plus。対応ビットレートはMP3が32〜320kbps、ATRAC3が66/105/132kbps(66/105kpsはインポートのみ)、ATRAC3plusが48/64/96/128/160/192/256/320kbps。また、2005年12月に予定されているファームウェアアップデートにより、WMAにも対応予定。

 FMチューナも内蔵。電源は内蔵リチウムイオン電池で、USB充電に対応する。バッテリ駆動時間は約50時間(ATRAC3 132kbps/パワーセーブモードスーパー時)。さらに、超高速充電に対応し、3分の充電時間でも約3時間(同)の再生が可能。80%の充電には約45分、満充電には2時間を要する。

 付属ソフトCONNECT Playerと連携した「インテリジェントシャッフル」機能を搭載。
 ウォークマンやCONNECT Playerの再生情報を元に、普段良く聞く曲だけを集めた「よく聞くシャッフル」、楽曲のリリース年次データベースを元に特定の年代を自動的に選択し再生する「タイムマシンシャッフル」、近いジャンルの楽曲をシャッフル再生する「アーティストリンクシャッフル」、設定した時間の長さで再生できる「スポーツシャッフル」といったシャッフル再生が行なえる。

 楽曲検索はプレイリスト/ジャンル/アーティスト/アルバム/全曲/リリース年/最近転送したアルバム/よく聞く100曲から選択可能。高音/低音を各8段階で調節できる「デジタルサウンドプリセット」も備えている。

 最大外形寸法は84.9×16.1×29.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は48g(内蔵充電池含む)。ヘッドフォンや延長コード、USBケーブル、キャリングポーチなどが付属する。

 ボディカラーはバイオレット、シルバー、ピンク、ブルーの4色。ヘッドフォンや延長コードを省いたソニースタイルモデルには、2GBモデル「NW-A608」にエメラルドブルーとゴールドの2色、1GBモデルの「NW-A607」にゴールドのオリジナルカラーが設定される。

 価格はすべてオープン。

<コメント>
2ヶ月以上先の新製品であることからしても、iPod nano発表の情報を受けてぶつけてきたものと推察される。1つ1つは十分に興味深い製品であるが、モデル数の多さは紹介するだけでも大変。あくまでシンプルなiPodのラインナップ(代変わりは激しいが)をこんな点でも見習って欲しい。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 

 
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