クリエイティブメディアは、30GB HDDを搭載したポータブルメディアプレイヤー「Creative Zen Vision 30GB」を2005年9月下旬より発売すると発表した。
Zen Vision 30GBは、30GB HDDと3.7型バックライト付きの解像度640×480ドット/262,144色表示のカラー液晶を搭載したポータブルプレーヤー。
対応圧縮方式はMP3（8k〜320kbps、VBR対応）、WMA（8k〜320kbps、DRM対応）、WAV（8/16bit、8/16/22.5/24/32/44.1/48kHz）の音楽再生に加え、MPEG-1/2/4-SP、WMV9、MotionJPEG、DivX 4/5、XviDの動画再生にも対応する。
サポートする解像度とビットレートは、MPEG-4（DivX、XviD含む）は最大720×480ドット/1.5Mbps、WMVは最大320×240ドット/700kbps、MPEG-1/2は最大1Mbpsまで。
なお、DivX認定は取得しておらず、XviDはシンプルとアドバンスドシンプルプロファイル(GMCなし)のみの対応となっている。
800万画素までのJPEG表示もサポートし、本体にはCF Type2スロットも備え、CFやMicrodirveから直接ファイルを取り込むことができる。
筐体はマグネシウムボディを採用。ワールドワイド対応FMラジオチューナや、ボイスレコーダ機能も内蔵。ボイスはIMA ADPCM 4bit/16kHzのモノラルで、FMラジオはIMA ADPCM 4bit/22kHzのステレオで録音することができる。
PCとの接続は、USB 2.0でWindows MTPに対応。音楽ファイルやJPEGファイル、WMV（320×240ドット）に関しては、専用ソフトなしに転送可能だが、それ以外の動画ファイルについては、付属の「Zen Vision メディア エクスプローラ」をインストールする必要がある。
また、Outlookのカレンダーの予定やToDoリスト、アドレス帳との同期機能も備えている。また、変換ソフト「Creative ビデオコンバータ」も添付される。
音楽再生時には、イコライザーとして8種類のプリセット（アコースティック、クラシック、ディスコ、ジャズ、ニューエイジ、ポップス、ロック、ボーカル）、5バンドのカスタムを1種類適用できる。
本体には出力30ｍWのモノラルスピーカーを内蔵するほか、ステレオヘッドフォン出力も装備。ヘッドフォン出力はミニジャックで、出力25mW/ch、SN比97dB、周波数特性20Hz〜20kHz。さらに、付属のケーブルにより、コンポジット映像、ステレオ音声の外部出力も行なえる。
バッテリは交換可能なリチウムイオンで、付属の標準バッテリは満充電まで約3時間（ACアダプタ）。連続再生時間は、音楽再生時最大約13時間（MP3、128kbps再生時）、動画再生時は最大約4.5時間（MPEG4-SP、500kbps再生時）となっている。
本体の外形寸法は約124.2×20.1×74.4mm（幅×奥行き×高さ）、重量約239g（標準バッテリ装着時）。ステレオイヤフォンや、ポーチなども付属する。
ボディカラーはブラック、ホワイトの2色。価格はオープン。
＜コメント＞
iPodがカラー化したことで、動画再生機能がオーディオクリップなどにようやく使われ始めた。それでも、この大きさまで画面が必要かどうか、それを生かすサービスにはつながっていないような印象を受ける。
関連リンク：クリエイティブメディアの発表リリース |
