クリエイティブメディアは、1.18型カラー有機ELを搭載し、MPEG-4の再生にも対応した小型プレーヤー「MuVo Vidz(ミューボ ビッズ)」を2005年10月中旬に発売すると発表した。
MuVo Vidzは、1GBモデルと、512MBをラインナップした小型プレーヤー。
対応する音声圧縮形式はMP3(8k〜320kbps、VBR 対応)、WMA(32k〜192kbps)。
解像度128×80ドット、65,000色表示1.18型カラー有機ELディスプレイを搭載。JPEG(ベースラインのみ)の表示に加え、MPEG-4動画の再生も可能。
動画ファイルは、付属のソフト「PMPTranscoder」で、MV4ファイル(1時間以内)に変換する必要がある。再生できるMV4ファイルの解像度は128×80ドットのみで、音声のビットレートのみ128kbpsと96kbpsから選択できる。
ワールドワイド対応FMチューナを内蔵するほか、FMラジオの録音、内蔵マイクでのボイスレコーディング、ライン入力からのダイレクト録音が行なえる。
ライン入力では、曲間を判別して自動的にトラック分割する「トラック検出機能」、ボイスレコーディングでは音声を感知する「ボイス連動録音機能」も装備している。録音フォーマットはMP3で、ビットレートはモノラル16kbps〜ステレオ192kbpsから選択できる。
イコライザはポップス、ロック、ジャズ、クラシックの4種類のプリセットに加え、5バンドのカスタムイコライザを1つ設定できる。ヘッドフォン出力は12mW/ch、SN比87dB、周波数特性20Hz〜20kHz。
PCとの接続はUSB 2.0で行ない、USBマスストレージクラスに対応。ファイルの転送はドラッグ&ドロップで行なえる。
電源は、リチウムイオンバッテリを内蔵(ユーザーでの交換不可)。充電はUSB経由で満充電まで約4時間。連続再生時間は、音楽なら最大約10時間(MP3、128kbps)、動画では最大約4時間(MV4、150kbps)。
外形寸法は約66×15.7×32mm(幅×奥行き×高さ)、重量約33g。ステレオイヤフォン、ライン入力ケーブル、ポーチなどが付属する。
ボディカラーは1GBモデルがシルバー、512MBモデルがブラックとピンクの2色。OSは、Windows 98 SE/Me/200/XPに対応。価格はオープン。
<コメント>
プレーヤーでの動画再生機能が利用され始めているとはいえ、さすがにこのサイズの画面が利用されるのか疑問。また、WMAのDRM対応も不明確でサービスと連携できなければ、あまり利用価値はないように思われる。
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