2005/09/15

ビクター、K2テクノロジー採用のHDDプレーヤーを発表

 
 日本ビクターは、高音質化技術「K2テクノロジー」を投入した1インチ、6GB HDD搭載のポータブルオーディオプレーヤー「アルネオ」(XA-HD500)を2005年11月1日に発売すると発表した。

 XA-HD500は、同社のレコーディングスタジオやマスタリングスタジオ、さらに単品コンポでも採用されている高音質化技術「K2テクノロジー」を採用したプレーヤー。具体的にはK2テクノロジーを応用し、圧縮音楽ファイルの音質改善に対応させた「CCコンバータ」を内蔵している。

 対応音声圧縮形式はWMA/MP3、WMAのDRM 10もサポートする。再生可能なビットレートはMP3/WMAともに8〜320kbps。

 CCコンバータにより、WMA/MP3に圧縮された際に失われた音楽情報を復元し、より自然な再生音を実現するという

 サウンドエフェクトとして「ENERGY」、「CRYSTAL」、「HEARTFUL」、「SUBWAY」の4つの音場モードが選べる「エモーショナルサラウンド」を搭載。
 重低音を増強する「デジタルAHB(アクティブ・ハイパー・バス)」も備えるほか、「5バンドマニュアルイコライザー」や、電車内での音漏れを低減する「トレインモード」を搭載。
 再生モードや各種サウンドモードをユーザーが変更できる、2個のファンクションキーも備えている。

 バックライト付きの液晶ディスプレイを備え、日本語や英語など計18言語のメニュー表示と、27言語での楽曲情報表示が可能。また、離れた場所から楽曲情報の表示や検索が可能な赤外線リモコンが付属する。

 PCとの接続はUSB 2.0で、楽曲の転送にはWindows Media Player 10を利用する。対応OSはWindows XP。

 クレードルも同梱しており、本体だけでなくクレードルにもUSB端子を搭載。充電やPCとの連携がクレードルに乗せたまま行なえる。

 電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、約3.5時間の充電で連続再生時間は約30時間。USB経由での充電も行なえる。

 外形寸法は51.5×16.9×91.6mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約90g。ネオジウムマグネットを採用した耳栓型インナーイヤフォンも付属する。

 カラーリングはシルバー(S)、ブラック(B)の2色。価格はオープン。

<コメント>
CCコンバータは音質向上技術として2000年に取り上げている。音質の良さを売り物にするプレーヤーが出てくることはオーディオ製品としては健全で望ましいことと言える。日本のオーディオメーカーには是非とも奮起してもらいたいもの。

関連リンク:日本ビクターの発表リリース
 
 
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