2005/09/20

東芝、1.8型30GB HDD搭載の「gigabeat X30」を発表

 
 東芝は、1.8型HDDを内蔵したポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」の新モデルとして、30GB HDDを搭載した「gigabeat X30」を2005年9月22日に発売すると発表した。

 対応音声圧縮形式はWMA(DRM対応)/MP3/WAV。なお、オプションのクレードル(MEGBCS15)経由で、新たにWindows Media DRM 10にも対応した。ビットレートは16〜320kbpsをサポート。

 2.4型QVGA低温ポリシリコンカラー液晶モニターを採用。表示色は26万色。

 静止画の表示・管理機能を強化。EXIFの撮影日付情報から、日付別のアルバムやフォルダを自動的に作成する機能を備え、階層管理に対応。

 任意の静止画だけを選んで、音楽再生中に連続して表示するプレイリスト(スライドショー)機能も搭載。なお、スライドショー時にはフェードやワイプ、ボックス、スプリット、ランダムといったトランジションも利用できる。

 また、静止画を使った壁紙だけを表示しながらの音楽再生、ジャケット写真表示、静止画の回転表示による縦持ち/横持ちの対応、フォントのサイズ調節なども行なえる。

 付属の専用ソフトは「gigabeat room Ver.3.0」は静止画と音楽機能を手軽に切り替えられるタブ切り替えに対応。静止画の転送操作を簡易化したほか、ワンクリック操作で音楽CDをプレーヤーに転送できる「RipRec」では転送と同時にPCにも保存できるようになった。また、GracenoteのMusic IDやGracenote PLAYLISTもサポートしている。

 PCとの接続はUSB 2.0を利用し、マスストレージクラスに対応。対応OSはWindows 2000/XP。

 別売クレードル(MEGBCS15)は、RipRecボタンや同期ボタン、USB端子、アナログ音声出力、ACアダプタジャックなどを備えている。また、PTP(Picture Transfer Protocol)もサポートしており、デジタルカメラなどの静止画をgigabeat X30に転送することができる。

 電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用。連続再生時間は約16時間。ACアダプタ、ヘッドフォン、USBケーブルなどを同梱する。

 外形寸法は99.3×59.3×14.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約134g。内蔵HDD保持機構も新たに開発することで、HDDへの対衝撃性と小型化を実現している。

 ボディカラーはピアノブラック(K)、ピュアホワイト(W)、クリムゾンレッド(R)の3色。いずれもピアノ調の鏡面処理を施した高級感あるデザインとなっている。

 価格はオープン。

<コメント>
筐体の小型とディスプレイの大型化を実現するなどiPodの進化をなぞったものとなっている。ようやく追いついてきた印象だが、東芝はHDDメーカーでもあるだけに、それだけのアドバンテージを製品に反映させて欲しいと期待する。

関連リンク:東芝の発表リリース
 
 
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