概説(シリコンメディアとスピンドルメディア)
 
当初MP3プレーヤーが世に出てきたとき、半導体メモリを使うことにより音飛びがない、故障率の低減、より小型のパッケージング、といったメリットが強調されました。 これに保存や携帯性を鑑みリムーバブルタイプのメモリカードが採用されました。元々PCで使われていた記録媒体にはオープンの思想がありましたので、このままでは違法コピーを促すことになってしまいます。 そのためID機能を付加したメディアが登場します。更にデジタルコンテンツ市場の有望性から簡単に容量アップを図ることのでき安価な回転型のメディア(以下、スピンドルメディアと呼称します)にもID機能を付加したものが登場し始めています。

【追記】2001年6月27日、ソニーからOpenMGを利用し、ATRAC3データをMDにセキュアに転送する規格「NetMD」が発表された。
 
シリコンメディア
大きさ
(mm)
記録容量 データ転送速度 製造メーカー
Non-Secure
コンパクトフラッシュ(CF) 43x36x3.3(※) 〜256MB サンディスク
スマートメディア 45x37x0.76 16/32/64MB 2MB/s 東芝、三星電子
マルチメディアカード(MMC) 32x24x1.4 4〜64MB 読み出し:14Mbit/s
書き込み:3Mbit/s
サンディスク、日立
ミニチュアカード 33.0x38.0x3.5 2〜32MB インテル
メモリースティック 21.5x50x2.8 4/8/16/32/64/128/256MB 読み出し:2.45MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s(max)
ソニー
メモリースティックDuo 20x31x1.6 16/32/64MB 読み出し:2.45MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s(max)
ソニー
(2002年7月リリース予定)
Secure
ID付スマートメディア 45x37x0.76 16/32/64/128MB 2MB/s 東芝、三星電子
マジックゲート対応メモリースティック 21.5x50x2.8 32/64/128/256MB 読み出し:2.45MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s(max)
ソニー
SDカード 32x24x2.1 8/16/32/64/128MB 2MB/s サンディスク、松下、東芝
256/512MB 10MB/s
セキュアMMC 32x24x1.4 32/64MB 読み出し:14Mbit/s
書き込み:3Mbit/s
日立
マジックゲート対応メモリースティックDuo 20x31x1.6 32/64MB 読み出し:2.45MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s(max)
ソニー
(2002年下半期リリース予定)
 
スピンドルメディア
大きさ
(mm)
記録容量 データ転送速度 製造メーカー
Non-Secure
ハードディスクドライブ(HDD)        
CD-R/RW 120 650MB/800MB 読み出し:7.5MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s
DDCD-R/RW 120 1.3GB 読み出し:7.5MB/s(max)
書き込み:1.8MB/s
ドライブ:ソニー
メディア:太陽誘電
Secure
メディアID機能付きMO 89x93x6 230/540/640MB
1.3/2.3GB
ドライブ:オリンパス、コニカ、富士通
メディア:ソニー、帝人、東ソー、
日立マクセル、三菱化学、RITEK
MD 72x68x5 140MB -  ソニー
Pocket Zip 54.9x50.1x1.95 40/100MB 0.6MB/s アイオメガ
Dataplay 33.53x39.5x3.05 500MB
(片面250MB)
1MB/s(連続) DataPlay,Inc →インタビュー
メディア:RITEK、Imation
(2002年夏リリース予定)
 
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