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ソニー、HDデジタルアンプ搭載MDウォークマン発表

ソニーは、HDデジタルアンプ搭載の再生専用Hi-MDウォークマン2機種『MZ-EH70』『MZ-EH50』を2005年11月10日に発売すると発表した。

両機種とも「HDデジタルアンプ」を搭載し、音の力強さや繊細さを忠実に再現するという。また、MDLPの再生音質を改善するDSP「ATRAC/ATRAC3 DSP TYPE-S」も搭載する。Hi-MD再生にも対応する。

MZ-EH70は、HDデジタルアンプを搭載したことに加え、アンプの電源部に高性能コンデンサを採用する低ノイズ設計のMDウォークマン。カラーはシルバー、ブルー、ピンク、ブラックを用意する。

6バンドイコライザを搭載するほか、ヘッドフォンで広がりのある音場を再現するという独自の音声再生技術「バーチャルホンテクノロジー・アコースティックエンジン」を採用。「スタジオ」、「ライブ」、「クラブ」、「アリーナ」の4モードから、任意の音場を選択できる。なお、6バンドイコライザとバーチャルホンテクノロジは同時に利用できない。

そのほか、語学学習向けに、A-B間リピート再生に加え、再生速度を100%~-50%まで13段階で変更可能。速度を変えても音程は自然に近いレベルに保持できるという。電源はニッケル水素充電池で、単3電池の外付けも可能。充電池/単3電池併用時の連続再生時間は、MD(LP4ステレオ)が約87時間、Hi-MD(Hi-LPモード)が約82時間。

外形寸法は約88.1×75.8×17.1mm(縦×横×厚さ)、充電池を含む重量は約110g。カナ表示対応のバックライト付きスティックリモコンや充電スタンドなどが付属する。

MZ-EH50は、同じくHDデジタルアンプを搭載するが、コンデンサは下位グレードとなるモデル。カラーはホワイト、ピンク、シルバー、ブルー。ヘッドフォンやキャリングポーチ、充電スタンドなどのアクセサリーの色を本体と合わせたほか、本体の操作ボタンで使用頻度の高いものを大型化している。

電源はニッケル水素充電池で、単3電池の外付けにも対応。充電池/単3電池併用時の連続再生時間はMD(LP4ステレオ)が約85時間、Hi-MD(Hi-LPモード)が約80時間。外形寸法は約85×78.8×20.2mm(縦×横×厚さ)、充電池を含む重量は約107g。カナ表示対応のバックライト付きスティックリモコンや充電スタンドなどが付属する。

<コメント>
携帯オーディオプレーヤーとしてはすっかり影の薄くなった感のあるMDウォークマンだが、地道に熟成を重ねている。フラッシュメモリやHDDのように驚くような新機能や容量アップはないが、その分、オーディオプレーヤーとしての品質に磨きをかけている印象。それだけに、今後の携帯オーディオプレーヤーの方向性や踏まえるべき機能についても参考になるだろう。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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