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KDDIがパワードコムを吸収合併、東京電力とはCDNと光ファイバを統合

KDDIと東京電力 は、NTTグループへの対抗軸を形成することを目的に通信事業において包括的に提携することとし、KDDIとパワードコム との合併及びKDDIと東京電力とのFTTH事業における統合サービスの提供について基本合意したと発表した。

KDDIとパワードコムは、KDDIを存続会社として2006年1月1日を目途に合併。KDDIとパワードコムの合併比率は、KDDIが1に対してパワードコムが0.0320で、合併に伴い発行する新株式数は、普通株式が186,376.48株。ただし、KDDIが保有するパワードコム株式9,897.34株については、合併に際してもKDDIの株式を割り当てない。合併終了後の東京電力の出資比率は4.81%となる。

パワードコムが保有する子会社のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)、ファミリーネット・ジャパン、フュージョン・コミュニケーションズ、アット東京は、合併期日までに東京電力もしくは第三者に譲渡する予定。

また、KDDIと東京電力は、2005年内を目途として、KDDIの映像配信にも対応したCDNと東京電力の高品質光ファイバーネットワークを統合。

統合サービスのために東京電力が実施する設備投資に対してKDDIも一部資金を負担することや、将来的なFTTH事業の提供形態として、東京電力のFTTH事業の分離による事業部門の統合や合弁による事業運営についても具体的な検討を開始することで合意したとしている。

<コメント>
ここ数ヶ月、新聞を賑わせては否定されていた提携内容が正式に発表された。東京電力は電柱周辺のインフラ敷設に強みを持ち、FTTHへの取り組みも早かったが、やはり通信事業は通信会社と組まなければやっていけないと言うことを明らかにした格好。

関連リンク:KDDIの発表リリース

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