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松下、薄型筐体採用の「D-snap Audio」4機種を発表

松下電器産業は、SDカードスロットを備えたデジタルオーディプレーヤー「D-snap Audio(ディースナップオーディオ)」シリーズの新モデルとして「SV-SD750V/ SD700/ SD350V/ SD300」の4機種を2005年11月19日に発売すると発表した。

4機種はいずれもSDカードスロットを備えたポータブルオーディオプレーヤー。いずれのモデルも内蔵メモリは備えておらず、SDカードは別売。
大型液晶ディスプレイを備え、長時間駆動に対応したSV-SD750V/SD700と、コンパクトサイズのSV-SD350V/SD300を用意する。

SV-SD750V/SD700の再生機能は2005年4月に発売されたSV-SD100VやSV-SD90とほぼ同じ。
対応音声圧縮方式はMP3/WMA/SD-Audio(AAC)。ニフティが2005年10月31日より開始するSD-Audio(AAC)形式を採用した音楽配信サービス「MOOCS(ムークス)」にも対応しており、同サービスの音楽ファイルが採用している東芝のDRM技術「MQbic(マルチキュービック)」もサポートしている。

さらに、同時発表されたSDカードスロット搭載HDD搭載ミニコンポ「D-dock」2機種や、既発売のSDカード対応ミニコンポ「SC-PM910DVD/SC-PM710SD」との連携も可能。同コンポでSDカードに保存した音楽も再生でき、PC無しで録音・転送・再生のソリューションが構築できる。

SD750VにはFMラジオチューナとボイスレコーディングを搭載し、さらに乾電池ケースも付属する。ボイスレコーディングの録音形式はG.726。内蔵マイク以外にFM録音もサポートしている。

筐体の外形寸法は共通で。約87.3×11×46.7mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリを含む重量は53(SD750V)/52.5g(SD700)。

PCとのインターフェイスはUSB2.0。PCと接続して搭載するSDカードに楽曲を転送可能。USB端子経由での充電にも対応している。PC用の音楽録音ソフト「SD Jukebox Ver.5.0LE」を同梱し、対応音楽ファイルの作成や、PCからのオーディオデータ転送も行なえる。

また、SD Jukeboxで作成したアルバム、アーティスト、プレイリストなどでの楽曲検索が可能。曲の印象別に分類される「ミュージックソムリエ」を利用し、気分にあわせた楽曲を自動選曲し、転送することができる。

液晶ディスプレイは漢字に対応した7桁表示が可能。操作ボタンはディスプレイの右側に備えており、タッチスライド式を採用。押すだけでなく、楽曲リストのスクロール時など、ボタンを上から下になぞることで画面のスクロールが行なえる。ボタンは自発光式。

音質面では「D.soundエンジン」を搭載。1チップLSIで構成されたデジタルアンプと、圧縮音楽の失われた高域を補完する「リ.マスター」、イコライザと音質効果の組み合わせで16種類の音場を再現する「パーソナルサラウンド」機能が盛り込まれている。

さらに、ダブルドライブインサイドフォンを同梱。低域と中高域用の2個のドライバを搭載した2ウェイ2スピーカーイヤフォンとなっており、バランスの良い音の再現を実現したとしている。

ほかにも、簡易プレイリスト作成機能として、楽曲を聴きながら気に入った曲をボタン一個で登録できる「イッパツ登録」と、登録したリストを簡単に再生できる「イッパツ再生」機能を備えている。

乾電池ケースはケーブル付きタイプで、内蔵充電池と乾電池を併用した際の連続再生時間は約105時間。内蔵充電池のみの再生時間はSD750VとSD700で共通の約45時間。なお、乾電池ケースのみの別売は予定されていない。

カラーバリエーションはブルーとシルバー。価格はオープン。

       

SV-SD350V/SD300は、対応音声圧縮技術や付属ソフトなどは共通。高音質化技術として「D.sound」も備えている。付属のイヤフォンは通常タイプ。

SD350VのみFMチューナ/ボイスレコーダ機能を搭載する。

外形寸法は約87×10.3×40.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は48.4g(SD350V)/47.9g(SD300)。また、液晶ディスプレイは漢字表示もサポートするが、4桁表示になっている。

バッテリは付属のニッケル水素充電池で、連続再生時間は約23時間(SD350V/300共通)。乾電池併用時の連続再生時間は約94時間(SD350Vのみ)。なお、乾電池ケースの別売は行なわれない。

カラーバリエーションは、ホワイト、ピンク、ブルー、シルバーの4色。価格はオープン。

       
       

<コメント>
SDオーディオプレーヤーはこれまでも展開してきたが、一番の違いはニフティの「MOOCS」というサービスとの連携が図られたこと。これで、メモリカード、サービス、プレーヤーというソニーと同様の構図は描くことができた。問題はiPodにはメモリーカードという要素を含んでいないこと。これが良い方に出る可能性はあるだろうか。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース

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