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松下、SDカード/HDD搭載のミニコンポ「D-dock」を発表

松下電器産業は、HDDやSDカードスロットを搭載したSD-Audio対応ミニコンポ「D-dock(ディー・ドック)」2製品「SC-SX800」「SC-SX400」を2005年11月19日に発売すると発表した。

SC-SX800とSC-SX400は、どちらもHDDとSDカードスロットを装備したFM/AMチューナ搭載のミニコンポ。搭載HDD容量は80GB(SC-SX800)と40GB(SC-SX400)。

音楽CDからHDDへ最大8倍速の楽曲コピーが可能。録音形式は非圧縮のリニアPCM(1,411kbps)とAACが選択でき、AACモードの場合はXP(128kbps)、SP(96kbps)、LP(64kbps)の3つのビットレートが選択可能。

また、ニフティが2005年10月31日にスタートする楽曲配信サービス「MOOCS」で購入した楽曲をPCからSDカードにムーブし、そのSDカードをD-dockで再生することもできる。

保存した音楽ファイルはSDカードへ最大12倍速で転送可能。リニアPCMで保存した楽曲を、後からAACの各モードでエンコードすることもできる。

CDプレーヤー部で再生可能なフォーマットはCD-DA/WMA/MP3で、再生可能なディスクはCD/CD-R/CD-RW。

SDカードスロット部で再生可能なフォーマットはSD-Audio(AAC/MP3/WMA)で、録音はSD-Audio(AAC)。

HDDに保存した楽曲は、プレイリストの作成が可能。よく聴く曲や新曲、テンポやビートなどの曲調から判断した印象選曲といった3種類の「おすすめプレイリスト」機能や、任意の楽曲を登録できる「マイベスト プレイリスト」機能を用意する。

320×240ドット、モノクロ4階調の7桁表示対応ディスプレイを備えており、各種楽曲情報表示が可能。HDD内にはGracenote CDDBに登録されている楽曲のうち、約30万曲分のデータを内蔵。ネットワークインターフェイスを備えており、インターネット上にあるGracenoteのサーバーにアクセスして最新楽曲のタイトル情報やアーティスト情報の取得も可能となっている。

アンプ部は、SX800のみスピーカーの低域と高域を別々のアンプで駆動するバイアンプ方式を採用。総合出力は25W×2ch(HIGH 12W×2ch、LOW 13W×2ch)。SX400は15W×2ch。FM/AMチューナも備えており、タイマー録音にも対応。リニアPCM/AACで録音できる。また、アナログの音声入出力(どちらもRCA)を各1系統備えている。

このほか、両製品ともに圧縮音源の高音域を補完する「コンプレッション デジタル リ.マスター」、SD-Audio(AAC)でもAACフォーマット録音時に失われた高域信号を再現する「AAC リ.マスター」を搭載する。SC-SX800では加えて、ハイブリッド・バイアンプやウーハー部にPPマイカグラファイトなどを採用している。

外形寸法/重量はSC-SX800/SC400とも共通で、185×268×150mm(幅×奥行き×高さ)/3.8kg。

スピーカーは両モデルとも2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ。ツイータにはワイドディフューザーを搭載。

SX800に付属するスピーカーはリングシェイプド・ドーム型ツイータを搭載。振動版にポリプロピレンにマイカを混入した「PPマイカ」を採用。ワイドディフューザーも備えている。ウーファの振動版には「PPマイカグラファイト」を使用。スパイク脚やインシュレータも備えている。

スピーカー部の外形寸法/重量はSX800が144×239×256mm(幅×奥行き×高さ)/4.8kg(左)、2.6kg(右)。SX400が130×241×254mm(同)/4.8kg(左)、2.6kg(右)。

価格はオープン。

     

<コメント>
音楽配信には直接対応しないが、SDカードを中心としてデジタルオーディオのソリューションを構築した形。デジタルカメラ、携帯電話を中心にデファクトスタンダードになろうとしているSDカードの勢いをデジタルオーディオにも持ち込めるか注目される。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース

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