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オプトウェア、「HVD」米国投入に向け現地法人設立

オプトウェアは、次世代の大容量ストレージシステム「ホログラフィック・バーサタイル・ディスク」(HVD)の米国市場投入に向け、米国法人を設立すると発表した。

製品は業務向けに容量200GBのHDVメディア(70~100ドル程度)、専用ドライブ(3万ドル程度)が2006年夏を目処に投入される。民生向けは2008年に投入される見込み。

同社は、松下電器産業や東芝、富士フイルム、Intelらが出資するHVD開発を手がける企業。ホログラム記録技術の実用化に向けて独自開発したコリニア方式による大容量光ディスク「HVD」は、最大で3.9TB、データ転送速度1Gbit/sec、ランダムアクセス性の高さ、データの複製が物理的に不可能というセキュリティ性の高さ、などの特徴を持っている。

新会社では、米国におけるマーケティングや技術サポートなどに加え、同技術を用いたカード型の「HVC」(ホログラフィック・バーサタイル・カード)の開発も行なうとしている。

<コメント>
少なくなってきた次世代メディアに関する話題だが、どの分野をターゲットとするかで大きく規模や影響力が変わってくる。今回のHVDについては、まず業務用としてターゲットを定めたようだ。そのまま業務用で終わる場合もあれば、コンシューマ向け機器への転換が図られることもあるかもしれない。

関連リンク:オプトウェアの発表リリース

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